冬の札幌へ ⑥ [4日目] (飛行機の欠航、函館へ)

冬の札幌へ ① [準備編]
冬の札幌へ ② [1日目] (新幹線で新潟へ、市内を散策)
冬の札幌へ ③ [1日目] (新日本海フェリーで小樽へ)
冬の札幌へ ④ [2日目] (明け方の小樽港、札幌市内散策)
冬の札幌へ ⑤ [3日目] (雪の藻岩山)

2022年01月01日(土)

年が明けて、2022年、元旦の朝を迎えました。

今日は『新千歳空港』、16時発の飛行機なので、11時には祖父母宅を出る予定です。

祖父母とゆっくり食事を楽しみ、その後もいろんな話をしました。
何とも名残惜しい時間。

最後はしっかり握手をして、祖父母とお別れをしました。

温かく迎えてくれて、ありがとう!
また来るから、元気で居てね。

溢れそうな涙を抑えながら、電停へと歩きました。

昨晩からの大雪で、街は一面銀世界。

こんな大雪の中、果たして飛行機は飛ぶのでしょうか?

そんな不安が、的中することに。

こんな雪の中でも、市電はすぐにやって来ました。

新型車両で、「大通り」まで出ます。

20分程で「大通」駅へ。

大雪の中を走る市電の撮影をしようと考えていたのですが、あまりの寒さに断念しました。

寒いので1駅ですが、地下鉄で「さっぽろ」駅へと向かいましょう。

地下鉄には大雪も関係ないので、本当に心強い乗り物ですよね。

ここ札幌に地下鉄が出来る前は、市内交通は市電が主だったとのこと。
(今は1路線だけ残った市電ですが、地下鉄開通前は、網の目のような路線を張り巡らせていたようです。)

さて、JRに乗り換えて、『快速エアポート』で『新千歳空港』に向かいます。

その車内でスマホを見ていると、予約していた『エア・ドゥ』からメールが届いていました。
「あぁ、欠航だ」とすぐに察知しました。

それでも手続きの為、空港へは行くことに。

この大雪で、『新千歳空港』を発着する、ほぼ全ての便が欠航になったようです。
空港には、行き場を失った人々が溢れかえっていました。

久しぶりの飛行機、楽しみにしていたのになぁ。
ただ、こればかりは仕方ありません。

この大雪ですものね。
飛行機が飛べる状態ではありませんよね。

チェックインカウンターは大行列が出来ていたので、私はガラガラだった自動チェックイン機で手続きをすることに。

祖父母が「飛行機が飛ばなかったら、帰っておいで。もう1泊しなさい」と言ってくれていたので、振り替えが出来ればそうするつもりでした。

ただ、3日後まで『エア・ドゥ』と『ANA』便は満席状態。
これでは、仕事始めに間に合いません。

一旦コーヒーを飲みながら、この後どうするか考えました。

どうしようか・・・

私の頭の中には、2つのプランが思い浮かびました。

1つ目がJR特急で函館まで行き、そこから北海道新幹線で帰る陸路のルート。
2つ目が、同じくJR特急で旭川まで行き、『旭川空港』から『羽田空港』へと帰るルート。
(旭川空港は、雪に強い空港として知られています。)

よし、決めた!
陸路で帰ろう!!

こういうときは、ワクワクする方を選ぶことにしています。
北海道新幹線には乗ったことが無かったので、これは良い機会だと考えました。

もう1度自動チェックイン機へと向かい、払い戻し手続きを済ませ、この時点で13時を過ぎたところ。

お腹が減ったので昼食にしたかったのですが、空港内のレストラン・フードコートは行き場を失った人達でごった返していたので、とりあえず「札幌」駅に戻ることに。

2時間ぶりに、「札幌」駅へと戻って来ました。

この日のうちに埼玉の自宅に戻ることも可能でしたが、かなり遅い時間になってしまう為、函館で1泊することに決めました。

無事、券売機で全区間の乗車券と特急券を購入。

「札幌」15:34発の『特急北斗』、「函館」行きに乗車しました。
この列車に乗るのは2回目です。

北海道らしい、カッコいいデザインに惚れ惚れします。

売店で買った、「菓子パン」と「カフェオレ」の遅い昼食。
お腹が減っていたので、とても美味しく頂きました。

「函館」行きの『特急北斗』なら「南千歳」からでも乗車は可能ですが、込み合うことは分かり切っていたので、あえて「札幌」まで戻ったのです。
その読みが当たり、「札幌」から「南千歳」間はガラガラで、ゆったり食事が出来ました。

そして「南千歳」から、溢れんばかりの人が乗車して来て、車内はすし詰め状態に。
皆さん、私と同じように、「函館」で乗り継いで本州へと帰るのでしょう。

指定席に座れていたから良かったものの、座れなかったらこれは悲惨だったなぁ。

実際、自由席の号車に乗りきらなかった方たちが指定席まで入ってきて、「南千歳」以降の車内は大変なものでした。

列車は大雪の影響で30分程遅れ、20時に「函館」駅へ到着しました。

「南千歳」から、ここまで約4時間。

立っていた方は、疲労困憊の様子でした。
本当にお疲れ様でした。

函館にやって来ました!
まさか、こんな形で訪れることになるとは、思ってもいませんでした。

函館は大好きな街。

本来ならゆっくり観光したいところですが、明日早朝の新幹線で帰らなくてはいけないので、今回は泊まるだけ。
それでも、この街にまた来れたことを嬉しく思います。

駅前は、イルミネーションが綺麗でした!

同じ都道府県とは思えないほど、遠かったなぁ函館。

札幌とは、また空気感が全然違うのです。
どちらも大好きな街。

列車の中で予約していたホテルへと、歩いて行きます。
(市電は雪の影響か、動いていない様子でした。)

雪の中ゴロゴロと、スーツケースを転がすこと20分。

『ホテルパコ』に到着しました。

天然温泉が売りのホテルで、屋上からは湯気が出ていますね!

シングルルームが6,000円でした。
元旦でこの値段は安いですね。

喫煙室でしたが、安いのでそこは我慢。
ただ、そこを除けば十分良い部屋でした。

まずは心配していた祖父母に、無事、函館に着いたと連絡。

その後、夕食の買い出しに、近くの『セイコーマート』へ。

お弁当類は売り切れ続出で、売れ残ったものをかき集めるように、買って来ました。

もうこの時点で21時。
お昼も「菓子パン」1つだったので、お腹が空きました。

なので、これだけの量を一気に食べて、さすがに満腹に(苦笑)

その後は、温泉に入って来ました!
コロナ禍になってから、温泉は控えてきたのですが、今日ばかりは疲れも溜まっていたので、最大限の対策をして入って来ました。

久しぶりの温泉、そして大浴場。
最高に気持ち良かったなぁ。
露天風呂にはテレビも付いていて、ゆったり長湯が出来ました。

さて、明日はホテルを5時半には出なくてはいけないので、もう寝なくては。

こうして、長い1日が終わったのでした。

冬の札幌へ ⑦ [5日目] (北海道新幹線で帰路へ)

コメント

タイトルとURLをコピーしました