CAN’T BUY MY LOVE

YUIの2ndアルバム『CAN’T BUY MY LOVE』(2007年発売)をじっくりと聴いています。

発売当時、私は中3でした。
受験勉強の合間にずっと聴いていた思い出のアルバムです。

「How Crazy」「Roling star」とロックナンバーから幕を開けるこのアルバム。
そこから心地の良いリフが印象的な「It’s all right」でガラリと雰囲気が変わるのが鳥肌もの!
“いいことばかりは続かない”という歌詞はYUIというアーティストの根底にあるものの気がしますし、当時の雑誌のインタビューで「それでも最後に一本の光の筋が見えるような曲になったと思います」と本人も述べています。

『タイヨウのうた』の物語の続きを考えさせられる「I remember you」も地味に良いんだよなぁ。

そして僅か50秒の鮮烈ナンバー「RUIDO」は次に続くあの名曲への布石か?!
そう、そこから流れるようにYUIの代表曲「CHE.R.RY」が始まります。
リスモのCMで繰り返し流れた、この曲からYUIを好きになった方も多いはず。
甘酸っぱい春のときめきが存分に詰まったこの曲。今聴いても全く古さを感じさせません。
YUIのキャリアの中でもこの曲の存在は相当大きかったんじゃないかな?大好きです。

彼女が二十歳になるときの心情を歌った曲、「Thank you My teens」は私にとっても特別な曲。
発売当時・中学3年のときから、「この曲を聴きながら二十歳の誕生日を迎えたいなぁ」と思っていたのですが、それは5年後に実現しました。
今でも聴くと、当時の辛い状況に耐えながら生きていた状況が蘇って来て泣けてきます。

「Umbrella」はどこか昭和歌謡の香りがするYUIにしては意外な感じの曲。なかなか好きです。
続く「Highway chance」も大好きな曲!
かなり攻めた歌詞が胸に突き刺さります。
いつか環状線をドライブしながら聴いてみたいなぁ。

「Happy Birthday to you you」はアルバムの流れの中でピッタリはまっていて、かなりいい感じのハッピーなナンバー。
3回目の武道館ライブでサプライズでこの曲をやってくれたときは嬉しかった!

YUIの日常を切り取ったような歌詞が印象的な「Winding road」は、わりと最近好きになってきた曲。
”イタリア映画”が出てくるあたりも洒落てて良いですねぇ。
なかなか複雑なメロディーも聴けば聴くほど味わい深い!

そして12曲目に満を持して名曲「Good-bye days」が流れ始めます。

この曲はアーティストYUIの最高傑作といっても良いと思います。
数多くの名曲があるYUIの中でもやっぱりこうして改めて聴くと、輝きが違う気がします。

ベストではこの「Good-bye days」で終わるけど、やっぱり私はこのアルバムのほうが聴きなれているので、ラストは「Why?」なのがしっくりきます。
「Why?」は発売当時から大好きな曲で、久々に聴いて当時を思い出してグッときてしまいました。

今回久しぶりにこの2ndアルバムをじっくりと聴いてみて、発売当時から現在に至るまでの自分の思い出とどの曲もリンクしていて、本当に懐かしく切なく、そして温かい気持ちになりました。

私は1stアルバムがYUIの最高傑作だと思っているのですが、人に薦めるならやっぱりこのアルバムですね!
何といっても「CHE.R.RY」と「Good-bye days」というアルバムの核がはっきりとしているし、この2大名曲への架け橋となるほかの曲も心地の良い佳曲ばかりです。

リアルタイムでこのアルバムを体験出来たのは幸せだったなぁと、聴いていてつくづく感じました。

コメント

  1. ryo_1989 より:

    自分にとっても思い出深いアルバムです。
    当時は高校一年生でした。ちなみに初めてAmazonで買ったCDがコレでした。何度繰り返し聴いたか分かりません。もう「好き嫌い」では語れない"青春の一枚"です。
    「It's all right」が一番好きかなぁ。

  2. STERNNESS より:

    ryoさん、こんばんは!
    「好き嫌い」では語れないというのは、本当に自分もその通りです。
    「It's all right」、懐かしいなぁ・・・本当に我々にとっての青春の一枚ですね!

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