サンライズ瀬戸・出雲の旅 ① [準備編]

寝台列車。
それは私にとって、憧れであり、ロマンの塊です。

寝台列車は、単なる移動手段ではありません。
寝ている間に遠い地へ連れて行ってくれる、旅の魅力が全て詰まった乗り物、と言っても過言ではないのです。

私が寝台列車に乗車したのは、過去1回。
高校1年生の夏休み、北海道・札幌の祖父母宅に遊びに行くのに、今は無き『北斗星』を利用したのです。
あのときの感動、寝ている間に津軽海峡を越えて北海道に連れて行ってくれた喜びは、鮮明に覚えています。

あれから、17年。

日本は新幹線網が張り巡らされ、定期運行している寝台列車は『サンライズ瀬戸・出雲』のみとなりました。

いつか乗りたい、もう10年以上前からそう思っていたのですが、『サンライズ』もいつ引退を迎えても不思議ではありません。
一方で、ここ数年、人気ユーチューバーさんなどの影響もあり、それまで寝台列車に興味の無かった方が、『サンライズ』に興味を示して乗車するようになり、寝台券は連日争奪戦状態になっているんだとか。

この両者を加味しても、時間がある今、1度は『サンライズ』に乗っておきたいと思い、この旅をすることにしました。

初めは、出雲に0泊3日で行く、弾丸旅を考えたのですが、YouTubeで同じことをやっている方が沢山いらっしゃいました。
どうせなら、私のオリジナリティが出るサンライズ旅をしたい。

そこで、行きは『サンライズ瀬戸』で高松まで出て、香川県を観光。
そこから、特急を乗り継いで、島根県へ。
出雲大社を参拝して、『サンライズ出雲』で帰って来る、というプランを考えました。

これで、『サンライズ瀬戸・出雲』の両方に乗れますし、なかなかオリジナリティある行程です。

そして、寝台券の購入。
前述のように、『サンライズ』の寝台券は争奪戦となります。
乗車1か月前の午前10時に、いわゆる “10時打ち” で購入するか、キャンセルを狙う必要があり、私は “10時打ち” に失敗しました。

従って、『e5489』というJR西日本の予約サイトで、キャンセルが出るのを待つことに。
粘り強く、チェックを続けると、出発の1週間程前にキャンセルが出ました!

行きは個室寝台で1番狭い『ソロ』、帰りは『喫煙シングル』です。
欲を言えば、どちらかは『シングルデラックス』が良かったのですが、取るのは難しいですし、早くしないと埋まってしまうので、すぐに予約。
券売機で発券して、島根のホテルも予約、旅が確定したのです。

4か月ぶりの旅行、そして17年ぶりの寝台列車に胸を高まらせながら、当日を迎えました。

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