ロンドン・パリ旅行 (序)
ロンドン・パリ旅行 ① [準備編] (憧れのヨーロッパ)
ロンドン・パリ旅行 ② [準備編] (そもそも行けるのか?)
ロンドン・パリ旅行 ③ [準備編] (難航した行き先選び)
ロンドン・パリ旅行 ④ [準備編] (出発2か月前に思い切って予約)
ロンドン・パリ旅行 ⑤ [準備編] (大きな期待と不安を抱えながらの最終準備)
ロンドン・パリ旅行 ⑥ [1日目] (遂に出発!エールフランスで12時間もの長旅、乗り継ぎ地のパリへ)
ロンドン・パリ旅行 ⑦ [1日目] (機内に日本人は自分だけ!?遂にロンドンの地を踏む、地下鉄でホテルへ)
ロンドン・パリ旅行 ⑧ [2日目] (国会議事堂にタワーブリッジ、クイーン生誕の地・インペリアルカレッジへ)
ロンドン・パリ旅行 ⑨ [2日目] (タワー・ブリッジにロンドン塔、フィッシュ&チップス、アビー・ロードへ)
ロンドン・パリ旅行 ⑩ [3日目] (ロンドン最後はフレディ・マーキュリーに想いを馳せる)
ロンドン・パリ旅行 ⑪ [3日目] (憧れのユーロスターで国境越え、フランス・パリへ)
2015年11月13日(金)
憧れのユーロスター乗車を終えて、15:47に列車はパリ北駅に到着。
ここからホテル到着までは写真がありません。
なぜかというと、パリ北駅は治安が悪いと聞いていたので警戒しすぎて写真を撮る余裕が全く無かったからです。
入国審査はロンドンで済ませてあるので、パリでは列車を降りるだけ。
列車を降りた瞬間から、ロンドンとは明らかに違う治安の悪さを感じました。
何というか、なにか悪いことが起こりそうな気配があちこちから漂ってくるんです。
計画ではホテルまで地下鉄で行く予定でしたが、安全を考えてタクシーで行くことにしました。
そのタクシー乗り場に行くまでも、結構怖い思いをしました。
「金はいくら持っているんだ?」と男に声をかけられたり、「英語は話せますか?アンケートをお願いします。」と少女達に声をかけられたり。
(後者はパリで有名なスリの手口です。アンケートを書いている隙に、別の仲間がスリを働くというもの。事前に調べていたので全力で払いのけました。)
タクシー乗り場に着いたものの、正直怪しい運転手ばかり。
向こうから話しかけてきたら怪しい運転手はスルーして、中でも安全そうなタクシーに何とか乗車しました。
この運転手さんが結構良い人で、私が日本人だとわかると、いろいろ日本食の話だとかをしてくれました。
ホテルも住所の書かれた紙を見せたら何とか理解してくれました。
5分少々走ってホテル前に到着。
北駅からも歩こうと思えば歩ける距離ですが、タクシーのほうが安心です。
スーツケースを後ろに入れたので4.5ユーロほどの料金でした。
これから3日間お世話になる『トゥーリン・ホテル』に到着しました。
さっきまでの北駅の治安の悪さが嘘だと思えるくらい、辺りは落ち着いた雰囲気で少し安心しました。
早速チェックイン。
準備していたメモを見ながらフランス語で挨拶、チェックインをお願いしました。
すると「グッド、フレンチ!」と褒めてくれました。
嬉しい!
部屋の設備、朝食、近くの観光地についてマップを使って丁寧な英語で案内してくれました。
とても感じの良いホテルでひとまず良かったぁ。
鍵を受け取って3階の部屋へ。
素晴らしいお洒落な部屋でした!
お洒落だけど、どこか落ち着く感じが好きだなぁ。
格安ツアーのホテルとは思えない部屋で大満足。
このトゥーリンホテルは日本からだとエス・ティー・ワールドからでしか手配できないようなので、本当に巡り合えて良かったです。
緊張から少し解き放たれて、30分くらいベッドで横になってから出発。
念のためスーツケースはチェーンをして動かせないようにしておきました。
さあ、今日はルーヴル美術館に行きます。
ホテルから最寄りの「Cadet駅ま」では徒歩5分と、非常に近くて便利です。
事前にストリートビューで確認済みなので、全く迷わずに行けました。
駅近くの風景、もう想像通りのパリの風景にずっと感動していました。
日も暮れかけてきて、とても幻想的な風景です。
最初に北駅の恐怖を体験したせいか、この周辺はすごく落ち着いていて治安の悪さは感じませんでした。
それでも油断大敵、気を引き締めないと。
駅が出現!
パリの地下鉄の駅はこのようにメトロポリタンという看板が目印。
ロンドンに比べると目立ちにくいので迷わないように注意です。
それにしてもさすがのパリ、目にする全てが絵になる街だなぁ。
地下に入ってまずは券売機で切符を買います。
パリの地下鉄では、ロンドンのオイスターカード(日本のSuica)のようなICカードはメジャーでない模様。
距離に関係なく全線均一料金のため、非常にわかりやすいのです。
1回1回切符を買っても良いのですが、何回も乗る旅行者には切符が10枚綴りになったカルネ(14.10ユーロ)が便利。
私もカルネを購入しました。
券売機も英語表示に切り替えれば、さほど難しくはありません。
こちらがカルネのうちの1枚です。
改札で回収されないので記念に持ち帰るのが嬉しいポイントです。
改札を抜けてホームへ。
パリの地下鉄は改札付近でスリが多発しているらしいので要注意。
なので私も写真を撮らずに、気を引き締めて通過しました。
おぉ~これがパリの地下鉄かぁ。
やっぱりロンドンとは全然違うなぁ。
ドアは自動では開かないので、乗り降りする人がボタンを押したりドアノブを倒すとドアが開きます。
「Cadet駅」から7番線に乗車。
パリの地下鉄は全14路線あって数字で分けられているので、言葉がわからない外国人旅行者にもとてもわかりやすかったです。
「Cadet駅」から5駅の「Palais Royal Mus’ee du Louvre駅」へ。
駅を出ると早速ガラスのピラミッドが見えてきました!
感激!本当にパリまで来てしまったんだ、ここでようやく実感が沸いてきました。
やっぱり夜はライトアップされて美しいですねぇ。
そうそう、ルーヴル美術館は通常9:00〜18:00までの営業ですが、水・金のみ21:45まで営業しています。
私もこの夜間営業に合わせてスケジュールを組んでいました。
ミュージアムパスがあるのでスイスイ入場。
私、正直美術品は全く詳しくないので、これは何あれは何と解説出来ないのですが、これはもう終始感動の連続でした。
もう素晴らしいの一言で片づけられないような空間が広がっていて、言葉も何も出ずにただただ見入ってしまいました。
たくさん人が集まっている有名展示品も良いけど、こういった何気ない空間がとても素晴らしかったりします。
ここは何か神秘的な空間です。
昔からドラクエやFFに出てくるこういった神秘的な建物が好きだったけど、思えばそのほとんどがこのルーヴルを始めとするヨーロッパの建物がモチーフになってるんだよなぁ。
やっぱり現物は凄い。
これを見たらもうゲームの世界には戻れなくなります。
こんな豪華な明かりの灯る部屋で食事する貴族・・・
想像するだけで、はるか昔の異国の地に心がタイムスリップしてしまいます。
もうこの時点で大満足!
先ほども書いた通り、私は美術品のことは詳しくないし、今回は限られた時間なので、ルーヴルは行こうか散々悩んだのですが、本当に来て良かった!
有名展示品を見る前の段階でそう確信しました。
さて、ここまではガイドブックを見ずに適当に見学してきましたが、やはり有名展示品も見ておかないと。
ここからは地図を見ながら見学。
スリに注意を促す看板がありました。
入場料を払わないと中には入れないので、場内にはスリは少ないとは思いますが、気を抜いてはいけません。
それでも美術館内は、全く危険な感じはしませんでした。
階段1つとっても芸術的で実に美しい造りです。
先ほどのエリアに比べるとやはり随分人が多いなぁ。
これはスリに気を付けないと。
さぁ、まずはこれを見ないとルーヴル美術館に来たことにはならないですね!
人が1番集まっているのですぐにわかりました。
『モナ・リザ』です!
今まで数多くの偽物(笑)を見てきたけど、これが本物かぁ。
案外小さいですねぇ。
これだけ小さな1つの作品に、これだけの人が集まるのだから、この作品の凄さがわかります。
そして1番楽しみにしていたのがこちら!
『民衆を導く自由の女神』です。
これはモナ・リザに次いで、有名なのではないでしょうか。
最近ではコールド・プレイのアルバムのジャケットにもなったことでロックファンにはお馴染みだと思いますが、私はこの作品は中学の頃にテレビで観て以来、ずっと憧れていたので、実物を見れて感激です。
フランス国旗を掲げて進む女神が、革命で出来たフランスという国を象徴する素晴らしい作品です。
それから『ナポレオン1世の戴冠式』です。
こちらは壮大な作品ですねぇ。
最後に見たのは『ミロのヴィーナス』でした。
古代ギリシャ美術の代表作で今回の美術館見学を終了させました。
駆け足にはなってしまったけど、ルーヴル美術館は素晴らしかったです。
行けて良かったです。
さて、もう結構な時間なので夕食の店を探します。
美術館と直結するビル内にフードコートを発見したので、ここで夕食としましょう。
適当に注文してみたものの、緊張からかあまり食欲がなく、半分くらい残してしまいました。
ここに来てお米が恋しくなってきました。
でもオレンジジュースは相変わらず美味しくて、一気に飲み干してしまいました。
地下鉄に乗ってホテルへ帰りましょう。
帰りの列車は空いていてゆったりと座れました。
ロンドンの地下鉄が綺麗だったせいか、パリの地下鉄は少し汚れて見えますが、それがまたパリらしいのかな。
車内アナウンスもほとんどなくて、駅名が回コールさせるだけというシンプルなものでした。
「Cadet駅」に着いて、本当は近くのスーパーでゆっくり買い物巡りでもしようと考えていたのですが、どこにも寄らずにホテルに帰りました。
というのも、駅からホテルまでの帰り道に、なにか今までに感じたことのないような嫌な気配を感じたんです。
その気配に、スーパーに行く気力をかき消され、ホテルに戻ったのでした。
今思うとだけど、あのことを神様は私に知らせてくれたのかなと考えてしまいます。
ロンドン・パリ旅行 ⑬ [3日目] (パリで同時多発テロ発生)
ロンドン・パリ旅行 ⑭ [4日目] (一夜明けて)
ロンドン・パリ旅行 ⑮ [4日目] (凱旋門にシャンゼリゼ、エッフェル塔・・・哀しみのパリを歩く)
ロンドン・パリ旅行 ⑯ [5日目] (タリスでベルギー・ブリュッセルに日帰りのはずが・・・)
ロンドン・パリ旅行 ⑰ [5日目] (憧れたパリのカフェ、再びの美しき凱旋門)
ロンドン・パリ旅行 ⑱ [5日目] (最後の夜に何を想う)
ロンドン・パリ旅行 ⑲ [6日目&7日目] (エールフランス直行便で無事日本に帰国)
ロンドン・パリ旅行 ⑳ [帰国後] (旅の総括)
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