ロンドン・パリ旅行 (序)
ロンドン・パリ旅行 ① [準備編] (憧れのヨーロッパ)
ロンドン・パリ旅行 ② [準備編] (そもそも行けるのか?)
ロンドン・パリ旅行 ③ [準備編] (難航した行き先選び)
ロンドン・パリ旅行 ④ [準備編] (出発2か月前に思い切って予約)
ロンドン・パリ旅行 ⑤ [準備編] (大きな期待と不安を抱えながらの最終準備)
ロンドン・パリ旅行 ⑥ [1日目] (遂に出発!エールフランスで12時間もの長旅、乗り継ぎ地のパリへ)
ロンドン・パリ旅行 ⑦ [1日目] (機内に日本人は自分だけ!?遂にロンドンの地を踏む、地下鉄でホテルへ)
ロンドン・パリ旅行 ⑧ [2日目] (国会議事堂にタワーブリッジ、クイーン生誕の地・インペリアルカレッジへ)
ロンドン・パリ旅行 ⑨ [2日目] (タワー・ブリッジにロンドン塔、フィッシュ&チップス、アビー・ロードへ)
ロンドン・パリ旅行 ⑩ [3日目] (ロンドン最後はフレディ・マーキュリーに想いを馳せる)
ロンドン・パリ旅行 ⑪ [3日目] (憧れのユーロスターで国境越え、フランス・パリへ)
ロンドン・パリ旅行 ⑫ [3日目] (治安の悪さを感じつつ、ルーヴル美術館を見学)
ロンドン・パリ旅行 ⑬ [3日目] (パリで同時多発テロ発生)
ロンドン・パリ旅行 ⑭ [4日目] (一夜明けて)
ロンドン・パリ旅行 ⑮ [4日目] (凱旋門にシャンゼリゼ、エッフェル塔・・・哀しみのパリを歩く)
ロンドン・パリ旅行 ⑯ [5日目] (タリスでベルギー・ブリュッセルに日帰りのはずが・・・)
ロンドン・パリ旅行 ⑰ [5日目] (憧れたパリのカフェ、再びの美しき凱旋門)
ロンドン・パリ旅行 ⑱ [5日目] (最後の夜に何を想う)
2015年11月16日(月)
とうとう、帰国日の朝を迎えてしまいました。
飛行機は、13:45発。
余裕を持って、9時前にはホテルを出たいので、6時には起床しました。
フランスでの、最後の食事。
このホテル、3回目の朝食です。
今日は「クロワッサン」に加えて、「パウンドケーキ」を取ってみました。
これがしっとり柔らかな食感で、美味しかった!
「クロワッサン」も昨日同様、最高に美味しかったです。
名残惜しみながら、フランス最後の食事を堪能することが出来ました。
準備を整えて、8:45にチェックアウト。
チェックアウト時にテレビのリモコンを返却するようで、知らなかったのでもう、1度部屋に戻ることになりました。
そのときにすれ違ったホテルの方に、笑顔で「バイバイ!」と言ってもらって、心が和みました。
『トゥーリン・ホテル』、本当に良いホテルでした。
こんな不安な旅でも、このホテルの安心感のお蔭で乗り切れた感じがします。
巡り逢えてよかった。
いつかまたパリに訪れる際は、是非お世話になりたいです。
3日間お世話になりました。
メルシー!
パリの街並みを目に焼き付けながら「Caet」駅まで歩きました。
本当にパリの地下鉄の駅って、街の美しさに調和していて、凄いなぁと思います。
メトロポリタンの看板も味があって、何とも言えぬ良さを感じます。
カルネは使い切ってしまったので、新たに切符を購入して改札を通過してホームへ。
最初は面食らったパリの地下鉄もこれで乗り収め。
寂しい想いです。
当初は北駅まで出て、『RER』で空港まで行く予定でしたが、前の記事で書いたように治安が心配なので、「Opera」駅前から出ている空港行きの『ロワシー・バス』で行くことにしました。
「Opera」駅までは、3駅とあっという間です。
地下鉄に別れを告げて、昨日下見をしておいたバス乗り場に向かいます。
バス乗り場に着きました。
もうたくさんの人が並んでいました。
私も列に並んでバスを待っていると、少女軍団がバス停に押し寄せて来て、「Can You Speak English?」と尋ねながら、私を含めたバスを待つ乗客たちにアンケートを押し付けて来るではありませんか!
これが有名な、アンケートスリです。
アンケートを書いている隙に、仲間がスリを働くというもの。
このスリはやはり有名だから皆さん警戒していたようで、私の前にいた紳士が大声で怒鳴って追い払ってくれました。
これは日本では絶対目にしない、多くの移民を抱えるフランス特有の光景とも言えそうです。
事前に知っていたから良かったものの、やはり恐ろしいですねぇ。
こんなテロの後にまで活動をやめないなんて、考えられません。
そんなこともあって、10分程待ちバスがやって来ました。
2両のバスなんて、日本ではなかなか見れないので新鮮です。
バスの乗車券はバス停横の券売機で買うのですが、運転手からも買えると『地球の歩き方』情報で知っていたので、私も運転手にターミナルを伝えて購入しました。
バスは「オペラ座」を出発。
スーツケース置き場もあるので、安心して座れました。
バスは「オペラ」から来た道を逆戻りする形で「北」駅方面へ出て、高速へ入りました。
高速に乗ると渋滞に巻き込まれて、若干不安になったものの、ある地点で一気に渋滞が解消。
11時前に、『シャルル・ド・ゴール空港』に着きました。
行きに乗り継ぎで立ち寄ったので、この空港は2度目です。
なんだか不思議な感覚です。
すぐに『エールフランス』カウンターへ。
チェックインは機械でやるのですが、ちゃんと日本語に切り替えられるので安心です。
機械でチェックインをすると、搭乗券と預け荷物に付けるタグが出てきます。
それを付けてカウンターでスーツケースを預けて、手続き完了。
手荷物検査、そして出国審査です。
出国審査は途中で黙とうの時間が入ったため、かなり時間がかかりました。
そこにいる全ての人が、目を瞑って黙とう。
最初は何が起こったのか訳が分からず戸惑いましたが、私も犠牲になった方へ祈りを捧げました。
さて、無事に出国出来ましたが、私の乗る飛行機は別のターミナルの為、ターミナル列車で移動です。
やっぱり、『シャルル・ド・ゴール空港』は凄まじい広さです。
案内板は充実しているから迷いはしないけど、この空港を体験した後だと『成田』が狭く感じるくらいです。
12時くらいに、搭乗口に着きました。
無事に出国出来て、これで何とか一安心。
あとは乗るだけだ!
これからお世話になる、『エールフランス』機を撮影。
行きはじっくり見れなかったけど、やっぱり大きな機体ですね。
普段乗っているLCCとは、やはり全然違います。
ひとまずは親に、無事に出国出来てあとは乗るだけだということを電話で伝えてから、この店で家族へのお土産を買いました。
残ったユーロは、全て使い切ってしまおう!
なかなかいい値段でしたが、良い買い物が出来ました。
買った物は、最後の記事で少し紹介します。
自販機で適当に「パイナップルジュース」を買って、飲みながら搭乗時刻を待ちます。
思えば初日にこの空港に立ち寄った際は、自販機での買い方もよくわからなかったっけ。
今では、パリの自販機・完全攻略。
パリの自販機、好きだなぁ。
12:50に、搭乗開始。
これから12時間も飛行機に乗らなくてはいけないと思うと、不安でなりません。
一応薬は飲んだけど、不安です。
曇ってるけど、揺れないでおくれよぉ。
まさかの、前が仕切りの席でした。
通路側なのは良かったけど、なんだか落ち着かなくて嫌な席だなぁ。
そしてモニターがない!?
と思ったら横から引っ張ると出てきました。
何かと不便で、居心地の悪い席です。
12:50にパリ『シャルル・ド・ゴール空港』を無事離陸。
これから12時間、日本への長旅の始まりです。
座席に着いたらすぐに、時計の針は日本時間に合わせます。
今フランスでは12時だけど、日本では21時。
あと数時間で就寝時間、ということを頭に叩き込んでおかないと、時差ボケになってしまうので要注意です。
揺れることなくシートベルトサインが消えて、1回目の機内食です。
フレンチと和食が選べるようで、今回は和食にしてみました。
もう「お米」が恋しくて、仕方なかったのです。
和食といっても、「パン」はしっかりと付いてきます。
「お米」の隣は「肉じゃが」のようなもの。
久しぶりの「お米」は、とびきり美味しく感じました!
「パン」も、デザートの「チョコケーキ」も美味しかったなぁ。
さすが『エールフランス』!
機内食を食べ終える頃には、もうフィンランド上空。
あっという間に、ドイツやスウェーデンは通過してしまったなぁ。
さて、さっきの機内食は昼食ではなくて夕食だと思わないと。
機内も消灯したし、私も睡眠薬を飲んで寝るとします。
2015年11月17日(火)
やはり苦手な飛行機の中では熟睡は出来ず、ずっとウトウトした状態でようやく朝を迎えました。
なんだか寝れたのかよくわかりませんが、7時頃に2度目の機内食です。
「オムレツ」と「パン」と「ヨーグルト」。
気分があまり良くないので、残してしまいました。
「ヨーグルト」は持ち帰って食べましたが、とても濃厚で美味しかったです。
食べ終える頃には、地図に日本が見えてきました!
北海道が、もうすぐそこです!
ここで今回の旅の締めくくりにクイーンの「God Save The Queen」(英国国歌)を聴きました。
パリは全然思ったように行動出来なかったけど、ロンドンはいろいろ行けたなぁと、久々にロンドンのことを思い出しました。
ここ数日は目の前のことに精一杯で振り返る余裕が無かったけど、こうやって最後に振り返ってみると、満足感と無念の想いが交錯して、複雑な心境でした。
そして10時に成田空港に無事、到着しました。
無事、帰国しました。
ゲートを出ると、『Youは何しに日本へ?』の取材班が外国人に取材をしていました。
それを見て、「あぁ帰って来れたんだ」と実感。
同時に安心感から、どっと疲れが出てきました。
身体がとても重いです。
「お米」は機内で食べたので、今度は「蕎麦」が食べたくなり、適当に店に入って「天ぷら蕎麦」を注文。
久しぶりに飲む「お茶」が、美味しくて美味しくて!
この「お茶」を飲んで、本当に日本に帰って来れたんだと、安心しました。
「蕎麦」も美味しかったなぁ。
やっぱり私は日本人なんだ、と実感させられる瞬間です。
疲れているので、ここはケチらずに1番楽なバスで「さいたま新都心」まで出て、そこから列車で帰宅することに。
空港から「新都心」までは、1時間少々でした。
「新都心」から列車とバスを乗り継いで、15時半頃、無事に帰宅することが出来ました。
1週間ぶりに、家族と再会。
ちょうどテレビでは、パリのテロの特集が放送されていました。
あぁ、自分はここに行っていたんだ、と思うと信じられない気持ちでした。
疲れているけど、ここで寝てしまうと時差ボケがひどくなってしまいます。
きちんと、いつもの時間まで起きていることが重要です。
眠い中、何とかお土産や写真を整理したりして、23時にようやく就寝しました。
次回は最終回。
お土産紹介と、今回の旅の総括です。
コメント
こんばんは☆
私はパリに行ったときに、
メトロとRERに乗るのが怖くて最後まで
慣れませんでしたが、STERNNESSさんは
スゴイ行動力ですね。
でもお写真を観て懐かしく思いました。
本当に大変な経験をされましたね。
今回のパリは不完全燃焼に終わってしまったかも
しれませんが、また再訪できるといいですね。
kamietoraberuさん、こんばんは!
メトロはやはり怖い感じがしますよね。でもその警戒心を持つことが、やっぱり大事だなぁと帰国後つくづく思います。
kamietoraberuさんはRERにも乗られたのですね。やはりメトロよりも危ない感じでしたでしょうか?私も乗りたかったけど、今回は安全第一で乗れませんでした。
今回は大変な経験をしてしまいましたが、また落ち着いた頃に再訪したいと夢を描いています。
旅行記を拝見していても、私なんかよりkamietoraberuさんのほうが遥かに行動力があって、旅慣れている感じがしますよ♪
恐怖のパリにいらっしゃったとは・・!いつどこで巻き込まれてしまうかと思いますが無事帰国できて何よりでした!
ローリングウエストさん、こんばんは!
本当にいつどこで自分も巻き込まれてもおかしくない状況だっただけにゾッとします。
お陰様で無事に帰国出来ました!
僕は旅行をまったくしないので、fmさんのブログを読んで勉強させてもらってます。へぇ~、そういう風になってるんだあ、と。特に海外事情なんかは知らない事だらけです。
アンケートスリなんてものがあって、しかもそれを女の子たちがやってるなんて。そして、その現場にfmさんが遭遇してしまうなんて。本当にあるんですねえ。日本じゃ考えられません。
日本にいるだけではわからない事、たくさんありますね。
カフェブリュさん、こんばんは。
僕も海外に行くようになったのは最近ですが、本当に驚きの連続です。
日本人の感覚では当然だと思っていたことでも、向こうでは全然違った、ということの連続で、「これは実際に来て見ないと分からなかったなぁ」と思います。
アンケートスリは行く前に調べて知っていたから良かったものの、本当に自分が遭遇してしまうなんて、やはり海外旅には危険がつきものと自覚して行く必要を感じます。
一方で、海外に行って初めて感じる日本の良さもたくさんあって、国内旅行も捨てたもんじゃないなぁ〜と最近つくづく思います!
初めまして。ブログ参考にさせて頂いております。
ロンドンからパリへ、同じ様に移動を考えております。
女性で、初めての海外1人旅になるので、安心のツアーで行くか、個人手配で行くか、迷っております。
パリ北駅から移動が怖そうですし、タクシー乗り場解るだろうか?とか、不安になっていますが、個別手配で1人移動でも、ロンドン、パリは行ける感じでしょうか?参考に教えて頂けると、ありがたいです。
よろしくお願いします。
フラワーさん、初めまして。
初めての海外ひとり旅で、ロンドン、パリに行かれるのですね。
ロンドンもパリも素敵な街なので、是非一生ものの思い出を作って頂きたいです。
ロンドンは東京と比較しても治安は良いと感じました。
ただ、パリは不安がありますよね。
仰るようにパリ北駅付近は特に治安が悪いので、女性ひとり旅ということで心配です。
そこだけオプショナルツアーを付けて、ホテルまで送迎してもらうのはどうですか?(そのままオプショナルツアーでパリから離れたヴェルサイユ宮殿に行くようなツアーもあったと思います)
それでパリの街に慣れてくれば、地下鉄を使ってひとりで全然歩けるようになってくると思いますよ!