ロンドン・パリ旅行 ⑪ [3日目] (憧れのユーロスターで国境越え、フランス・パリへ)

ロンドン・パリ旅行 (序)
ロンドン・パリ旅行 ① [準備編] (憧れのヨーロッパ)
ロンドン・パリ旅行 ② [準備編] (そもそも行けるのか?)
ロンドン・パリ旅行 ③ [準備編] (難航した行き先選び)
ロンドン・パリ旅行 ④ [準備編] (出発2か月前に思い切って予約)
ロンドン・パリ旅行 ⑤ [準備編] (大きな期待と不安を抱えながらの最終準備)
ロンドン・パリ旅行 ⑥ [1日目] (遂に出発!エールフランスで12時間もの長旅、乗り継ぎ地のパリへ)
ロンドン・パリ旅行 ⑦ [1日目] (機内に日本人は自分だけ!?遂にロンドンの地を踏む、地下鉄でホテルへ)
ロンドン・パリ旅行 ⑧ [2日目] (国会議事堂にタワーブリッジ、クイーン生誕の地・インペリアルカレッジへ)
ロンドン・パリ旅行 ⑨ [2日目] (タワー・ブリッジにロンドン塔、フィッシュ&チップス、アビー・ロードへ)
ロンドン・パリ旅行 ⑩ [3日目] (ロンドン最後はフレディ・マーキュリーに想いを馳せる)

2015年11月13日(金)

ロンドン最後にどうしても行きたかった、フレディの家にも行けて、満足感に満ちて一旦ホテルへ戻って来ました。

パリ出発に向けて、支度を整えます。

朝食がまだでした。
昨日と同じ会場で朝食バイキング。

「パン」と「シリアル」はシンプルだけど、「フルーツ」がジューシーで、とても美味しかったです。

部屋に戻って、サービスで置いてあった「ミルクティー」を飲んで一服。

2日間お世話になったこの部屋とも、もうお別れかぁ。
とても居心地の良いホテルだったので、名残惜しい想いです。

10:15にルームキーを返して、チェックアウト。

何しろ大きなホテルなのでマニュアルもしっかりしていて、私のようなヨーロッパ初心者でも安心して滞在できるホテルでした。
空港からもアクセス良好だし、高級志向でなければお勧め出来るホテルでした。

またロンドンに来ることがあれば、是非お世話になりたいと思います。

「Russell Square」駅へゆっくり歩いて来ました。

この駅にも、思い入れが出来ました。
初日に重たいスーツケースを持って、長い長い階段を上ったことは良い思い出です。

『オイスターカード』をかざして改札を抜けると、まだ大分カード残高があることが発覚。

デポジットしようかなぁとも考えたけど、思い出にカードは持ち帰りたいという思いが勝り、デポジットはしませんでした。

丸っこくて可愛らしいロンドンの地下鉄とも、これでしばしお別れ。

丸いから車内は狭く感じるんだけど、それがまたいいんです!

世界で初めて開通した地下鉄とだけあって、本当に乗っていて歴史を感じることが出来ます。

「King’s Cross St.Pancras」駅までは1駅です。

歩いても良かったのですが、迷わないように地下鉄に乗りました。

空港からも1本で、国際駅からも1本で行けるとは、「Russell Square」駅は本当に便利なところです。

地下鉄「King’s Cross St.Pancras」駅を出るとすぐに『ユーロスター』の「セント・パンクラス」駅が見えます。

これなら迷うことはありません。

さすが、国際列車が発着する駅とあって、とっても立派な駅です!

国際列車以外にもこの駅は、北部のヨークや南東部のカンタベリーなどを結ぶ、列車の始発駅となっています。

そうそう、ロンドンには「ロンドン駅」という駅が無いんですよね。

「セント・パンクラス」駅以外の主要駅は、ケンブリッジやエディンバラを結ぶ「キング・クロス」駅、ソールズ・ベリなど南部方面と結ぶ「ウォータールー」駅、などなど主要駅はロンドンに点在しており、それを行き来するのに地下鉄を使うと便利なわけです。

11月も中旬ということで、もうクリスマスツリーが飾られていました。

たくさんのお土産店があって少し覗いてみたけど、お高いお店ばかりなので、何も買わずに店を出てしまいました。

ゆっくりする前に、まずは乗車手続きを済ませてしまいましょう。

送られてきたEチケットを改札機にかざして、改札は通過して手荷物検査。
しかし、これで終わりではありません。

国際列車ということで、ここでフランスの入国審査を受けることになります。

通常ヨーロッパには『シェンゲン協定』なるものがあって、この協定に加盟している国同士ならば、パスポートチェックなしで国境を越えることが出来ます。

しかしイギリスは、この『シェンゲン協定』に加盟していないので、イギリス~フランス、ベルギーに渡る際には入国審査を受ける必要が出てくるわけなのです。

パスポートチェックなしに国境を越えられるのは便利な反面、個人的にはスタンプが押されないということで、その国に行ったという証が無いのは寂しいなぁと感じていたので、このイギリス、フランス間ではスタンプが押されるのは嬉しいです。

入国審査は、あっけないくらい簡単でした。

イギリスは入国は厳しいのに、出国は簡単で、出国スタンプは押してくれません。
続けてフランスの入国審査官にパスポートを差し出すと、「ジャパーン!ありがとう。」と言って、ポンっとフランス入国のスタンプを押してくれました。

まだイギリスにいるけど、これでフランス入国です!

ここで入国審査は完了なので、パリに着いたらもう何もする必要はありません。

列車まであと1時間くらいあるので、近くの『お土産店』で「紅茶」や「キーホルダー」など、職場や友人、自分用のものをここで買いました。

さっきの店よりだいぶ安くて、ここで買って良かった!

乗車20分前になると、ホームへ上がることが出来ます。

ホームに上がると、憧れの『ユーロスター』が入線しているはず。
ワクワクします。

『ユーロスター』が入線していました。

みんな一目散に乗車していたけど、私は指定席なので焦って乗車する必要は無し。
先頭に行ってみました。

おおぉ〜!
これが憧れの『ユーロスター』!
カッコいい!!

今からこれに乗ってパリに行けるなんて、本当に夢のようです。

いかにも国際特急っていう、貫禄ある車両でテンションが上がります!

さぁ、いよいよ『ユーロスター』に乗車します。

私が予約していたのは1等なので、専門のスタッフの方が丁寧に席まで案内してくれました。

スーツケース置き場も、きちんと整備されているので安心です(私は一応防犯対策でスーツケースにチェーンをしました)。

「セント・パンクラス」駅を、12:24発。

列車は、ゆっくりと走り出しました。
ありがとう、ロンドン!

まさかの進行方向と逆向きの席だったので、少し酔ってしまいそうでしたが、2人掛けの席で隣は誰もいないので誰にも気を使うことなく良かったです。

しばらくロンドンの都会の風景が続いて、ようやく田舎の風景になってきたところで、お待ちかねの食事タイム!

『ユーロスター』は1等にすれば、無料で食事のサービスがあるのです。

ヨーロッパの列車で食事を取る、これまた私の大きな憧れだったので、今回は迷わず1等にした訳です。

食事が運ばれてきました!
なかなか豪華ですねぇ!

「チョコスイーツ」みたいな「パン」が、特に美味しかったです。
憧れのヨーロッパ鉄道での食事は、至福のひと時でした。

さて、もうすぐ『英仏海峡トンネル』に突入するので、イギリスともお別れです。

今回はロンドンだけだったけど本当に楽しかったなぁ。
次はロンドン以外の都市にも行ってみたいです。

ありがとう、イギリス!

『英仏海峡トンネル』に突入。

ここで、食後の「紅茶」を頂きました。

日本にも青森と北海道を結ぶ『青函トンネル』という、素晴らしいトンネルがあるけど、こちらは国と国を結ぶトンネルということで、物凄い壮大なロマンを感じてしまいます。

そして遂に、トンネルを抜けました!

ここからフランスです!!

鉄道で国境越えをする日が来るなんて・・・信じられません。

感動です。

イギリスも日本と同じ島国なので、広さは感じませんでしたが、大陸のフランスはやっぱり広いなぁと感じます。

この大地がずーっと中国のほうまで続いていると考えると、ロマンを感じます。

曇っているなぁと空を見ていると、雲の隙間から太陽が現れ、やったぁ〜晴れてきたと喜んでいたのですが・・・。

数分後には、ザーっと強い雨が・・・。

かと思えばまた、急にまた晴れてきました。

ヨーロッパって、どんだけ天気が変わりやすいんだ(笑)

それにしても、良い景色です。

列車もやっぱり速いなぁ。
300キロも出ている割には全然揺れなくて、快適そのものでした。

日本の新幹線技術は勿論素晴らしいし、日本国民としても誇れるものだけど、やっぱりヨーロッパの鉄道ってどこにも敵わないお洒落な風情があると思うんです。

その1つが、今回体験した車内での食事。

日本でも車内販売という形で弁当を売っていたりはするけど、こうしたしっかりとした食事が提供されることは無いですものね。

こんなに素敵な空間で食事が出来る、ヨーロッパの鉄道は本当にいいなぁと思います。

ちなみに2等利用でも、車内に売店と食べるところがあるので、十分楽しめると思います。

ずーっと広い大地の風景が続いていましたが、急に都会が出現。

そう、列車はパリに入りました!

パリって大都会だけど、周りは田舎なんだなぁと実感させられました。

東京だと周りに神奈川や埼玉があって、急に田舎なんてことはないけど、ヨーロッパってこういう都市が多いみたいで、その違いがまた新鮮。

15:47、「パリ北」駅に着きました。

ここからホテルまで緊張の時間が続いたのですが、それは次回お伝えします。

ロンドン・パリ旅行 ⑫ [3日目] (治安の悪さを感じつつ、ルーヴル美術館を見学)
ロンドン・パリ旅行 ⑬ [3日目] (パリで同時多発テロ発生)
ロンドン・パリ旅行 ⑭ [4日目] (一夜明けて)
ロンドン・パリ旅行 ⑮ [4日目] (凱旋門にシャンゼリゼ、エッフェル塔・・・哀しみのパリを歩く)
ロンドン・パリ旅行 ⑯ [5日目] (タリスでベルギー・ブリュッセルに日帰りのはずが・・・)
ロンドン・パリ旅行 ⑰ [5日目] (憧れたパリのカフェ、再びの美しき凱旋門)
ロンドン・パリ旅行 ⑱ [5日目] (最後の夜に何を想う)
ロンドン・パリ旅行 ⑲ [6日目&7日目] (エールフランス直行便で無事日本に帰国)
ロンドン・パリ旅行 ⑳ [帰国後] (旅の総括)

コメント

  1. コバトンパン より:

    お久しぶりです。
    ついにヨーロッパにまで行かれてしまいましたか!スターネスさんはずっとヨーロッパに憧れられていましたものね。夢は想い続ければ叶うものですね。
    パリのテロも含めて貴重な体験をされましたね。

  2. STERNNESS より:

    コバトンパンさん、お久しぶりです!
    意を決して行って参りました。
    あんなテロもありましたが、行って本当に良かったと思います。お金では買えない貴重な体験が出来ました。
    『夢は願い続ければ叶う』、少しわかってきたような気がします!

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