クイーン+アダム・ランバートの来日公演。
まずは、札幌公演に行って来ました。
(明日は東京公演に行く予定なので、後日別途記事にします。)
前回の来日公演から、もう4年ですね。
あれはコロナ前夜、奇跡の日本ツアーでした。
QUEEN+Adam Lambert / THE RHAPSODY TOUR @ナゴヤドーム
そのツアー直後、ロジャーが「また会いましょう」と言ってくれていたので、それを信じて待っていました。
本当にまた来てくれるなんて、感謝、感謝です!
ただ皆さんご存じの通り、ツアー直後から世界はコロナ禍に突入します。
一時はライブも出来ないような状況に。
とりわけ日本は島国で、良くも悪くも閉鎖的な国なので、他の欧米の国に比べると通常のライブが出来るようになるには時間がかかりましたね。
でもこれは、地理や歴史・文化など、いろんな要素が入り混じって、そうなっていた訳なので、仕方ないことだと私は思っています。
とにかく、ライブが出来る日常が、徐々に戻って来た訳です。
ここで私のことに話を移します。
この4年間、本当にいろんなことがありました。
仕事を辞めて、職業訓練に通い、新たな会社に就職。
今の職場で何とかやっていた、そんな中でした。
去年の7月25日、大切な家族である愛犬が、天国へと旅立ったのです。
今までの人生で1番泣いたし、もうここまで悲しむことはないんじゃないか、それくらい深い悲しみに、私は暮れていました。
そんな中です。
忘れもしない8月1日、10時ちょうど。
X(当時はまだTwitterだったかな?)のタイムランに、クイーン+アダム日本ツアー決定のお知らせが!!
バンテリンドーム ナゴヤ 2024年02月04日(日)
京セラドーム大阪 2024年02月07日(水)
札幌ドーム 2024年02月10日(土)
東京ドーム 2024年02月13日(火)・14日(水)
久しぶりに、私に心からの笑顔が戻りました。
これはきっと、天国の愛犬が「お兄ちゃん、元気出して!」とプレゼントしてくれたんだ、そう思いました。
ここから私は徐々に、元気になっていったのです。
そして会場には、まさかの札幌が!
札幌は私の第2の故郷。
同じく初めてとなる東京ドーム(1日目)と共に、札幌ドームにもクイーン+アダムを観に行く、そうすぐに決めました。
すぐさまクリエイティブマンの会員になって、最速先行に申し込み(いずれもA席)、当選をしました!!
それから札幌行きの航空券と、ホテルの予約も、8月の時点で済ませました。
(2月10日というと、さっぽろ雪まつりと被っているので、遅くなればなるほど航空券もホテルも高くなると知っていたからです。)
それから何故、クイーン+アダムが札幌を会場に選んでくれたのか、という点。
クイーンとしては、42年ぶりの上陸となる北海道。
これは後に、クイーンサイドが強く希望したものだ、と『北海道新聞』の記事で知りました。
私の第2の故郷、北海道・札幌でまたライブをやりたい、そう思ってくれたなんて、本当に嬉しいです。
ますます、札幌公演が楽しみになるばかり。
ただ、懸念点もあります。
札幌ドームは、国内の人気アーティスト(例えばサザンやミスチル)でも、当日券が出る程、集客がしにくい会場です。
しかも季節は真冬。
「大丈夫かなぁ」、そう思っていたところ、力を貸してくれたのがGLAYでした。
何と、クイーン+アダムのステージの前に、いわゆる”前座”として(失礼な表現だとすれば申し訳ありません)、GLAYがパフォーマンスしてくれることになったのです。
私はGLAYはそこまで詳しくありませんが、好きな曲は何曲かあって、TERUも「ヒット曲のオンパレードでいきます」と言ってくれていたので、クイーンと共にGLAYのベストも聴いて今回は臨みました。
GLAYは北海道・函館出身のバンドですから、馴染みがあって良いですよねぇ。
本当にありがたいことです。
それから話はクイーン+アダムに戻りますが、ここ数年欧米ツアーは行っているのは知っていましたが、まさかまた日本に来てくれるなんて!
しかも、今回アジアは日本だけです。
クイーンと日本の繋がりで、来てくれたんですね。
メンバーには勿論、当時のファンの皆さんにも感謝しなくてはいけませんね!
さあ、8月の時点で2月はまだまだ先だなぁ、と考えていましたが、今思えばあっという間。
しっかり両者を聴き込んで、当日を迎えました。
(この旅行記も、後日別途記事にします。)
2024年02月10日(土)
ホテルで夕食を済ませてから、地下鉄で札幌ドームへ。
札幌ドームは2015年、サザンのライブで来て以来の訪問です。
福住駅からは、本来であれば徒歩8分程なのですが、大行列で40分かかりました。
(17時に開始となる、GLAYのステージに間に合うかヒヤヒヤしましたが、ギリギリ間に合いました。やはりスケジュールは詰め込み過ぎてはいけませんね。反省、反省。)
それにしても、北の大地に相応しい、立派なドームだ!
日本ハムが撤収した今、コンサドーレ札幌の完全なホームと化した札幌ドーム。
経営は厳しいようですが、こうしてコンサートで収益を上げるなどして、踏ん張って欲しいところです。
入場すると、クイーン+アダムの日本ツアー看板が!
ここには係の方が常駐していて、記念写真を撮って頂きました。
良い記念になったなぁ。
ありがとうございました!
尚、今回のライブもスマホやデジカメの写真撮影はOKなので、多少撮影しながら楽しませて頂きました。
時間ギリギリで、着席。
それと同時、17時ぴったりにGLAYのステージが始まりました。
まずはGLAYのセットリストです。
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グロリアス
SOUL LOVE
サバイバル
HOWEVER
Winter,again
Missing You
彼女の”Modern…”
誘惑
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GLAYは『DRIVE』という、昔のベストアルバムの曲しか知らないのですが(これは素晴らしいベストで、学生時代ハマりました)、まさか、まさかですよ。
セットリストに組み込まれた曲全てが、このベスト収録曲だったのです!
このベストは2000年発売。
これ以降もヒット曲はあるGLAYですが、やはり飛ぶ鳥を落とす勢いがあったのは90年代後半。
今回はあくまでクイーン+アダム来日公演のゲスト(重ねまして、失礼な表現だとしたら申し訳ありません)、GLAYファンでない方でも知っている曲で埋め尽くされた、贅沢すぎるセットリストでした。
学生時代にハマった「グロリアス」から幕を開け、大盛り上がりの「誘惑」まで、怒涛の約40分でした!
ブライアン・メイさん、ロジャー・テイラーさんに捧げますと、TERUが言って演奏された代表曲「HOWEVER」に大感動。
そして続くは、「Winter,again」ですよ!
冬の北海道で、この曲が聴けるなんて・・・
それ以外でも、曲やMCでたくさんクイーンについて触れてくれて、嬉しかったです。
GLAY、本当にありがとう!
GLAYのステージが終了し、セットはクイーン+アダム仕様に。
私は1番安いA席ですが、こんな感じ。
観やすいし、音も良いし、とても良い席でしたよ。
『THE RHAPSODY TOUR』のセットも、日本仕様に。
嬉しいなぁ。
この間に、私はグッズ列に並び、プログラム(パンフレット)だけ購入しました。
またまた大行列で、ステージに間に合うか心配になりましたが、ギリギリ間に合いました。
他にも欲しいグッズ(札幌限定品)はあったのですが、売り切れでした。
そんな感じで、プログラムだけ買って、座席に戻りました。
定刻の19時を過ぎても、なかなかライブは始まりません。
これは焦らしですね(笑)
「It’s A Beautiful Day」のような、世界観の中、どんどん気持ちが高まって行きます。
そうして19:15、場内暗転。
遂にクイーン+アダム、札幌ライブのスタートです!!
セットリストはこちら。
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Machines (Or ‘Back To Humans’)
Radio Ga Ga
Hammer To Fall
Another One Bites The Dust (地獄へ道づれ)
I’m In Love With My Car
Bicycle Race
Fat Bottomed Girls
I Want It All
Love Of My Life
Teo Torriatte (Let Us Cling Together) (手をとりあって)
Drum Solo
Under Pressure
Tie Your Mother Down
Crazy Little Thing Called Love (愛という名の欲望)
I Was Born To Love You
(You Take My Breath Away)
Who Wants To Live Forever
Guitar Solo
Is This The World We Created…? (悲しい世界)
A Kind Of Magic
Don’t Stop Me Now
Somebody To Love (愛にすべてを)
The Show Must Go On
Bohemian Rhapsody
~~~~~~~~~~~~~~
We Will Rock You
Radio Ga Ga
We Are the Champions
God Save The Queen
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まさかの超隠れ曲、「Machines (Or ‘Back To Humans’)」 でライブはスタート。
と思ったら、「Radio Ga Ga」のあのメロディが!
これは、何という世界観なんだ!
勿論、「Radio Ga Ga」のサビは大合唱。
そして、メンバーの姿に大歓声。
4年間、待ちに待ちました。
この大好きな街で、またクイーン+アダムのライブを観ることが出来るなんて・・・
ブライアン、ロジャー、共にお元気そうで何よりです!
勿論、アダムも絶好調でした。
映画を思い出す「Hammer To Fall」から、ジョンの魂を感じる「Another One Bites The Dust」。
この曲はライブ映えするんですよね。
「I’m In Love With My Car」では、黄色い歓声が飛び交いました。
やはりロジャー人気、物凄いです。
「Bicycle Race」のアダム、もはや自転車ではなくてバイクになっていて、笑いました。
綺麗なハモリの「Fat Bottomed Girls」に続くは、アダムの素晴らしい歌声を堪能してから始まった「I Want It All」。
私がハードロックに目覚めた曲、ブライアンのギターソロが凄まじかったです。
そして、ブライアンが花道を歩いて近くへ来てくれました。
以下のやり取りは、日本語です!
ブライアン「こんばんはーサッポロ、お元気ですか?」
場内「こんばんはー、元気です」
ブライアン「ホントー?」
ブライアンは良く日本語を使ってくれて、本当に嬉しい限りです。
英語で、42年ぶりに来れて嬉しいと仰っていました。
そうして・・・
「Love Of My Life」。
美しいブライアンの歌声、終盤のフレディ登場には、涙を流すしかありません。
(涙で写真どころでは無かったというのが、伝わると思います。)
まるでブライアンとフレディが、”手をとりあって” いるよう。
お年を召されたブライアンと、あの頃のままのフレディ、それがまた泣けるのです。
フレディが天に戻られたところで、あの曲が・・・
「Teo Torriatte (Let Us Cling Together) (手をとりあって)」です。
序盤はブライアンの弾き語りで、日本語はみんなで大合唱。
続いて、まさかのアダムがボーカルを取りました!
これにはXでも、「驚いた」、「嬉しかった」という声が多かったですね。
私もアダムがこの曲を歌ってくれて(日本語も頑張ってくれました)、嬉しかったです。
ロジャーの「Drum Solo」は、若かりし頃のロジャーの映像が流れて、そこから現在のロジャーが登場するという演出、これにもまた涙。
それにしても、ロジャーのドラムはずっしり、ハートに響きますね!
「Under Pressure」はいつも通り、フレディパートをアダム、ボウイパートをロジャーが担当。
花道ステージで、「Tie Your Mother Down」と「Crazy Little Thing Called Love」が披露されました。
3人の息の合った演奏が素晴らしい。
もう10年以上、クイーン+アダムは続いているんですものね。
写真からも、その様子が伝われば幸いです。
そして来ました。
私をクイーンファンにしてくれた「I Was Born To Love You」!
この曲を生で聴けるなんて、何て贅沢なことでしょう。
とりわけ日本人気の高い曲だということは、メンバーも分かって下さっているので、日本公演では必ず組み込んでくれます。
ブライアンのソロ、この曲は難しいにも程があると思うのですが、圧巻でした!
フレディの歌う「You Take My Breath Away」が流れたら、続いてはこの曲。
アダムの歌う「Who Wants To Live Forever」です。
触れる方は少ないですが、アダムが歌うこの曲、素晴らしいのです。
ドームの端から端までかかる虹は、レインボーフラッグ。
フレディとアダムが、1番交差する曲だと思うのです。
アダムの圧倒的な歌唱力にも脱帽です。
お待ちかねのブライアン「Guitar Solo」。
天文学者でもあるブライアンらしい、ギターソロ。
これはどんな素晴らしいギタリストでも、真似の出来るものではありません。
「Last Horizon」は聴けませんでしたが、それでもレッド・スペシャルの世界観に酔いしれました。
ソロが終わると、アダムが出て来て「Is This The World We Created…? (悲しい世界)」を2人で披露。
これは初めて生で聴きます。
基本的にクイーンの楽曲は、政治的メッセージが無いものが多いのですが、この曲は例外。
今の世界情勢を憂いて、セットリストに加えられたのでしょうね。
シンプルながら、大好きな曲を初めて聴けて、感激です。
世界が平和でありますように。
続く「A Kind Of Magic」も、初めて生で聴きました。
意外にライブ映えする曲なんですね!
ノリノリで聴きましたよ。
紅白でも披露された、「Don’t Stop Me Now」は大歓声。
「I Was Born To Love You」と共に、私をクイーンファンに誘った曲であります。
この曲を完全に自分のものに出来るアダム、本当に凄い!
次の「Somebody To Love」でも、同じことが言えます。
映画のエンドロールでも涙を誘った「The Show Must Go On」は、この日1番の力強い演奏。
そうして永遠の名曲。
「Bohemian Rhapsody」が演奏されました。
今回も、この曲でフレディは登場せず(オペラパート以外)、アダムが全て歌い切りました。
確実に音楽史に残る名曲を、心の底から堪能しました。
これにて本編終了。
アンコールの拍手をしていたら・・・
再びフレディ、登場!!
貴方にどれだけ会いたかったことか。
日本を大好きで居てくれたフレディ、きっと本当に来てくれていたと思います。
クイーンのアンコール、それはこの曲から始まります。
「We Will Rock You」!!
大合唱、というのはこういうことを言うのだ!そう感じる程のまさに大合唱でした。
続いて演奏されたのは、まさかの本日2回目「Radio Ga Ga」。
思えば、最初にやや中途半端な形で終了したのは、伏線だったのか!
「Machines (Or ‘Back To Humans’) 」が混じるようなアレンジ、これでセットリストに統一感が出ましたね。
そしてラストは勿論、「We Are the Champions」。
みんなで、両手を振りながら合唱しました。
北の大地に、伝説のチャンピオンが降臨した瞬間を、目の当たりにし、またもや感極まりました。
終わって欲しくないけど、楽しい時間は本当にあっという間。
「God Save The Queen」が流れる中・・・
バンドメンバー、アダム、ブライアン、ロジャーが深々とお辞儀をしてくれました。
そして手を振って、去って行ったのでした。
これにて、夢のような2時間半のライブが終了。
帰りは規制退場が行われ、私は最後の方に退場となったのですが、それでも外は大混雑。
地下鉄福住駅まで、何と1時間半かかりました。
クタクタに疲れました。
でも、ですよ。
札幌ドームを出て少しして、何と粉雪が舞ってきたのです。
これもクイーン+アダムの演出なんだ、そう思えました。
それくらい、素晴らしい、感動したライブだったのです。
ホテルに着いたのは、日が変わる深夜0時。
ライブの余韻に浸りながら、温泉に浸かり、2時に就寝しました。
2024年02月11日(日)
翌日は、『さっぽろ雪まつり』へ。
ちなみに、この日が最終日。
来れて本当に良かった!
おぉ!
これがクイーン+アダムの雪の銅像か!
凄いなぁ・・・
(ロジャーとアダムもお忍びで訪れて、感激されていましたね。)
改めて、素晴らしい時間を、札幌で過ごせました。
クイーン+アダム、そしてGLAYもありがとう!
そして明日、私は東京ドームにて、伝説の続きを観て参ります。
ー続ー
↓ 続く、東京公演の記事はこちらから ↓
QUEEN+Adam Lambert / THE RHAPSODY TOUR 2024 @東京ドーム
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