QUEEN+Adam Lambert / THE RHAPSODY TOUR @ナゴヤドーム

クイーン+アダム・ランバートの来日公演終了から1か月。
ここでは最終日、名古屋公演の感想を記します。

↓来日決定からチケット確保までの流れと、さいたま公演の感想はこちらから↓
QUEEN+Adam Lambert /THE RHAPSODY TOUR @さいたまスーパーアリーナ

名古屋までライブで遠征するのは、今回で3回目。
今回、名古屋でのライブ後の2日間に旅行する計画を立てていたので、なるべく名古屋までの交通費と滞在費は節約したいという気持ちでした。

でも疲れは出したくないので、『JR東海ツアーズ』が販売しているパッケージツアー「ぷらっとこだま」を利用して名古屋入りすることに。
ホテルも会場まで地下鉄1本でアクセスできる、手頃なビジネスホテルを予約出来ました。

そうして、26日のさいたま公演が終わって余韻に浸り、あっという間に当日が来てしまいました。

2020年01月30日(木)

東京9:26発のこだまに乗車し、名古屋には12:09着。
昼食を済ませて、まずは地下鉄で会場のナゴヤドームへ!

ナゴヤドームに来るのは今回が初めてです。
立派なドームですね。

ただ最寄の「ナゴヤドーム前矢田駅」からは結構歩き、急な階段(エスカレーターもあります)もあるので、時間に余裕を持って訪れたい会場です。

グッズ売り場の列に目を向けると、凄まじい大行列が出来ていました。
私は名古屋限定のTシャツと、さいたまでは買えなかった湯飲みを買いたかったのですが、この大行列に並ぶ気にはなれませんでした(汗)

明日からの旅行もあるし、コロナウイルスなどにかからないように免疫力は落としてはいけないと感じ、一旦ホテルへ向かうことにしました。

その前に近くのイオンでお金を下そうと入店すると、ミニクイーン展が開催されていました!
なんだか得した気分です!

このイオンのフードコートやレストランは、ライブに行かれる方で混雑していて、私はホテルで夕食を済ませてから会場に向かうことに。

15時ちょうど、ホテルにチェックイン。
『第二富士ホテル』というビジネスホテルで、楽天の割引を使って格安で泊まれました。

1時間くらいベッドに横になって、だいぶ体力が回復しました。
ホテルのことなどは、別途旅行記で詳しく書けたらと考えています。

16時に早めの夕食。
コンビニで買った野菜スープとおにぎりです。

スープはフロント付近にレンジがあって、助かりました。

16時半にホテルを出発して、17時過ぎに再びナゴヤドームへ戻って来ました。
もうすっかり夜ですね。

会場周辺に集まったQALファンの皆さんを見ていると、遂に始まるんだなぁという高揚感、そして今日で最後なのかという寂しい気持ちも感じてしまいます。

いろんな想いを感じながら、17時半に入場。

さいたま公演は真横で距離が近い分、観えない場面もありましたが、今回は割と正面です。
距離はありますが、これなら全体をしっかり観れそうです。

やはりBGMにクイーンと同世代のエアロスミスやボストンが流れ始めると、胸が熱くなります。

そうして時刻は19時。
場内が暗転し、遂に開演です!!

セットリストに、変わりはありませんでした。
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Innuendo(orchestral intro)
Now I’m Here
Seven Seas Of Rhye(輝ける7つの海)
Keep Yourself Alive
Hammer To Fall
Killer Queen
Don’t Stop Me Now
Somebody To Love (愛にすべてを)
In The Lap Of The Gods (神々の業)
I’m In Love With My Car
Bicycle Race
Another One Bites the Dust (地獄へ道づれ)
I Want It All
Teo Torriatte (Let Us Cling Together) (手をとりあって)
Love Of My Life
’39
Doing All Right
Crazy Little Thing Called Love (愛という名の欲望)
Under Pressure
Dragon Attack
I Was Born To Love You
I Want To Break Free
(Take My Breath Away)
Who Wants to Live Forever
Guitar Solo
Tie Your Mother Down
The Show Must Go On
Radio Ga Ga
Bohemian Rhapsody
~~~~~~~~~~~~~~
We Will Rock You
We Are the Champions
God Save The Queen
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基本はさいたま公演と同じなので、今回は印象に残っている曲や場面をピックアップしてみます。

「Innuendo」「Now I’m Here」の壮大なオープニングは、2回目でも鳥肌が立つくらい素晴らしい演出。
王冠が空へ浮かんでいくときの興奮は、これ以上に無いものでした!

さいたま公演ではブライアンの登場シーンは見えませんでしたが、今回はしっかり見えました。
この曲でアダムが「ナゴヤ」と言うと、QALを観に名古屋まで来たという実感が沸いてきます。

アダムがソファーに座りながら不敵な笑みで歌う「Killer Queen」は、やっぱり最高。
そこからの、フレディリスペクト攻撃で、もう我々はアダムの虜になってしまいます。

アダムに紹介されたロジャーがサングラスを外すと、キャー!という大歓声が起こりました!
ロジャー人気は名古屋でも健在です。

「Another One Bites the Dust」はベースのニール・フェアクローの控え目な佇まいがジョンと重なり、さらにアダムも黄色のジャケットを羽織ってフレディに重なって、何だか”クイーン”のライブを観ているようで、感激してしまいました。

ブライアンがゆっくり花道を歩いて来て、今回も日本語を連発してくれて、「Teo Torriatte (Let Us Cling Together) 」を大合唱。
この曲が聴けるのは当然ながら日本公演のみ、こんな幸せな事ありません。
幸せを噛みしめながら、続く「Love Of My Life」
今回はフレディの姿をしっかり観ることが出来ました!

年を重ねたブライアンと、あの頃のままのフレディ。
いろんな感情が入り混じって、涙が止まりませんでした。
消えゆくフレディを見送って、天に拳を突き上げるブライアン。
ブライアンも涙しているように見えました。
特別な空間を共有出来て、本当に良かったです。

大いに会場を泣かせてからの「’39」はノリノリ、大盛り上がり!
今回この曲が日本で聴けたのはファン投票ベストで上位12曲に入ったから、考慮してくれたのかなぁと思いますが、最高でした!

「’39」で盛り上がったところで、再び泣かずにはいられない「Doing All Right」
さいたま公演の感想に書いた通りですが、この曲をライブで聴けるのは、あの映画のヒットあってこそ。

「Crazy Little Thing Called Love」では途中ブライアンのギターの弦が切れたか何かで、ブライアンが一旦いなくなるという、ちょっとしたハプニングが。
ただそこを完璧なフォローでつないだアダムが素晴らしかったです。
クイーンのステージはほぼ全てその場の、生の演奏で奏でられているのが大きな魅力。
以前のインタビューでアダムはそのことについて「ミス出来ないという危険もあるが、一方で生でやるからミスをリカバリー出来るし、安全な部分もある」といった旨の発言をしていて、まさに今回がそれでした!

これまた日本でしかなかなか聴けない「I Was Born To Love You」を聴ける喜びを噛みしめ、「Who Wants to Live Forever」でアダムの圧倒的な歌唱力に酔いしれました。
あの演出が出来るのも、時代はどんどん進んでいるんだなぁと実感させられます。

ブライアンのギターソロタイムは、さいたま公演より会場全体を見渡せたので、よりブライアンのギターの世界に酔いしれることが出来ました。
ギターだけでも特別素晴らしいのに、そこに宇宙を絡めて来る、天文学者でもあるブライアンの懐の深さに圧倒されます。

アダムはフレディのオペラチックな曲で唸らせてくれますが、ブライアン作の「Tie Your Mother Down」などのハードロックな曲も普通に歌いこなせるのが本当に凄い。
映画でクイーンを知って、今回のライブに来た方々がSNSで、この曲に感動したという声が多かったです。

「Radio Ga Ga」のサビでの爆発力は凄まじく、みんな今というこの瞬間を精一杯楽しんでいることが伝わって来ました!
ライブで聴くたびに大好きになる「Radio Ga Ga」です。

そして本編ラストは「Bohemian Rhapsody」
今回のツアーではこの曲でフレディが登場することはなく、アダムだけで歌い切った、これが凄いことだと思うのです。
『素顔のボヘミアン・ラプソディ』というドキュメンタリーの中でもブライアンは、「この曲では観客みんながフレディを待ち望んでいるんだ」と語っていましたが、今回はアダムが見事なまでに歌い切って、スタンディングオベーションでした。
ブライアンとロジャー、観客からの全幅の信頼を得たアダムにしか出来ない、パフォーマンスだったと思います。

フレディが会場を存分に盛り上げてからのズンズンチャ!のリズムには自然に体が動き出します!
そして姿を露わにする『世界に捧ぐ』のジャケットに登場するロボット、「We Will Rock You」です!
ブライアン、今回は “感謝” と漢字で書かれたTシャツを着てのアンコール登場でした。
こちらこそ、こんな楽しい幸せな時間をくれて、感謝の気持ちで一杯です。
(ちなみに大阪ではカタカナで “ブライアン” と書かれたTシャツでのアンコールだったそうで、それも愛らしいですね!)

続く「We Are the Champions」、まさに伝説の続きを魅せてもらったという感じで、とにかく凄かったです!
あっという間に場内には「God Save The Queen」が流れ始め、メンバーが前に出て来て、深々とお辞儀。

最終日ということもあり、特に名残惜しい雰囲気の中、割れんばかりの大歓声の中、ブライアン、ロジャー、アダムは去って行きました。

さいたま公演は翌日の仕事のことを考えて急いで帰りましたが、今回はこの余韻に浸って、帰ろうと決めていました。
グッズの列に並んでいる間も、帰りの地下鉄の車内でも、ずっと頭の中では「We Are the Champions」が流れていました。

名古屋のご当地Tシャツが売り切れで買えなかったのは残念でしたが、仕方ありません。

改めて素晴らしいライブでした。

このアジア・オセアニアツアーも昨日で幕を閉じ、この素晴らしい空間を体験できたことは一生の思い出になりました。
クイーンのライブのセットリストには絶対に外れない不動の曲が何曲もあって、それがクイーンの伝説を作って来たわけですが、そのためにあまり聴けないヒット曲があるという事実もありました。

でも映画の大ヒットを受けての今回のツアー、今までにない豪華なセットリストで、誰でも楽しめる素晴らしい構成と演出だったと思います。

最後になりますが、現在コロナウイルスが日本でも流行し、ライブなども開催出来ない状況になっています。
QALの来日公演もあと1か月ずれていたら、大変なことになっていたと思われます。
無事に来日公演、ツアーを終えられたことにファンとしてもホッとしています。

そんな中、先日クイーンが「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を2年連続受賞することが決まり、ブライアンとロジャーが日本へのコメントを出してくれました。
ロジャーはまた近いうちにお会いしましょう、と言ってくれて、感激しました。

この時期を乗り越えて、またクイーン+アダムのステージを日本で観れる日が来ることを願います。
ブライアン、ロジャー、そしてアダム、ありがとうございました!!

ー完ー

コメント

  1. goriri より:

    お久しぶりです。
    今はスターネスさんがお好きな旅行やライブに行けない状況ですが、お体にお気をつけて、コロナが収束したらまたお出かけブログをよろしくお願いします!

  2. STERNNESS より:

    goririさん、お久しぶりです。
    今は大変な状況ですが、goririさんもお身体を大事にされて下さいね。
    ありがとうございます。旅行記はまだあげていないものもあるので少しずつ、アップしていこうと考えています!

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