今月の本 2017年3月

3月に借りた本です。

アフリカのひと-父の肖像-

フランス文学のコーナーに置いてありました。
著者のクルジオ氏が、幼少期に1年ほど過ごしたアフリカと、その土地を愛した父について描いた回想録です。
父の面影を探しながらアフリカを巡る主人公、そこで父が描いた夢、それを奪っていった戦争・・・
いろいろな出来事が複雑に絡み合い、点が線になったときにハッとさせられます。
読み終えた時に、何とも言えぬ想いが込み上げてきました。
日本文学では味わえない感動でした。


習近平は必ず金正恩を殺す

金正男氏殺害のニュースが連日放送されていたので、北朝鮮関連の本を借りようと思っていました。
なかなか過激なタイトルですが、気になったので借りてみました。
過激なタイトルとは反して、なかなか的を得た分析がされていて、興味深かったです。
韓国の朴槿恵前大統領が、抗日70周年記念軍事パレードに参加した理由もよくわかりましたし、わかっているようで、わかっていない、現在の中国と北朝鮮の関係がわかってきました。
北朝鮮も中国も、恐ろしい国だなぁと再認識しました。


都市交通の世界史 -出現するメトロポリスとバス・鉄道網の拡大

タイトル通り、都市交通の世界史を、都市ごとにまとめた本です。
西洋で誕生したメトロ(地下鉄)などの都市交通が、東洋に渡って来た様子も書かれていて、これから交通概論を勉強される方には良い本だと思います。
ただ、文字が小さくて詰めて書いてあるので、読みにくいのがマイナスでした。


凛たる国家へ 日本よ、決意せよ

『週刊ダイヤモンド』掲載の、櫻井よしこさんのコラムを、1冊にまとめた本です。
去年7月発売の本とあって、イギリスのEU離脱や、アメリカのトランプ大統領誕生を見越した櫻井さんの考えが述べられています。
いつも変わらず、素晴らしい国家感をお持ちだなぁと思います。
日本の在り方を、考えさせられます。

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3月はこの4冊を借りました。

もう4月になってしまいますね。
いろんな想いが入り混じるこの季節、桜を見ると、「あぁまた1年経ってしまったかぁ」と悲しい気持ちになります。

来年の桜は、もっと晴れやかな気持ちで見れますように。

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