ロンドン・パリ旅行 (序)
ロンドン・パリ旅行 ① [準備編] (憧れのヨーロッパ)
ロンドン・パリ旅行 ② [準備編] (そもそも行けるのか?)
ロンドン・パリ旅行 ③ [準備編] (難航した行き先選び)
ロンドン・パリ旅行 ④ [準備編] (出発2か月前に思い切って予約)
ロンドン・パリ旅行 ⑤ [準備編] (大きな期待と不安を抱えながらの最終準備)
ロンドン・パリ旅行 ⑥ [1日目] (遂に出発!エールフランスで12時間もの長旅、乗り継ぎ地のパリへ)
ロンドン・パリ旅行 ⑦ [1日目] (機内に日本人は自分だけ!?遂にロンドンの地を踏む、地下鉄でホテルへ)
ロンドン・パリ旅行 ⑧ [2日目] (国会議事堂にタワーブリッジ、クイーン生誕の地・インペリアルカレッジへ)
ロンドン・パリ旅行 ⑨ [2日目] (タワー・ブリッジにロンドン塔、フィッシュ&チップス、アビー・ロードへ)
ロンドン・パリ旅行 ⑩ [3日目] (ロンドン最後はフレディ・マーキュリーに想いを馳せる)
ロンドン・パリ旅行 ⑪ [3日目] (憧れのユーロスターで国境越え、フランス・パリへ)
ロンドン・パリ旅行 ⑫ [3日目] (治安の悪さを感じつつ、ルーヴル美術館を見学)
ロンドン・パリ旅行 ⑬ [3日目] (パリで同時多発テロ発生)
ロンドン・パリ旅行 ⑭ [4日目] (一夜明けて)
ロンドン・パリ旅行 ⑮ [4日目] (凱旋門にシャンゼリゼ、エッフェル塔・・・哀しみのパリを歩く)
ロンドン・パリ旅行 ⑯ [5日目] (タリスでベルギー・ブリュッセルに日帰りのはずが・・・)
ロンドン・パリ旅行 ⑰ [5日目] (憧れたパリのカフェ、再びの美しき凱旋門)
ロンドン・パリ旅行 ⑱ [5日目] (最後の夜に何を想う)
ロンドン・パリ旅行 ⑲ [6日目&7日目] (エールフランス直行便で無事日本に帰国)
旅の総括の前に、まずは少しお土産紹介。
『ユーロスター』乗車前に、ロンドン「セント・パンクラス」駅で買った、「紅茶ギフト」。
これは親しい友人と職場の方、そして自分用も1つ買いました。
10ポンド(約1770円)と、そこそこのお値段。
「紅茶」も美味しかったけど、この『ユニオンジャック』を含めた缶が、お土産にはもってこい。
飲み終えた今も、缶は「お茶」の詰め替え用として大活躍しています。
それから、ロンドンのホテル近くのスーパーで買った、この「紅茶」。
ティーバックが50個入りで、1.5ポンド(約265円)という安さ。
安いから全然期待していなかったけど、帰って飲んだら驚きました!
「ミルクティー」にして飲んでみたのですが、素晴らしく美味しい!
まさに、高級カフェで飲む「ロイヤルミルクティー」って感じです!
でもマグカップにティーバックを入れてお湯を注ぎ、しばらくして牛乳を少し入れただけなのに・・・。
何で、こんな美味しいのだろう?
先程紹介した、缶に入った「紅茶」より、遥かに美味しかったです。
それでいて、この安さって凄い。
イギリスは物価は高いというイメージだけど、「紅茶」は安いんだなぁ。
本当に美味しくて、もっと買っておけば良かったと後悔するくらい。
これからイギリスに行かれる皆さん、是非この紅茶をお土産に買ってみて下さい。
間違いない味です!
『ユニオンジャック』の「ギターキーホルダー」も、「セント・パンクラス」駅で買いました。
普段はバッグに付けていて、見るたびに旅行の思い出が蘇ります。
こちらは帰りのパリ『シャルル・ド・ゴール空港』で買った、「チョコレート」。
パリではテロの影響で、市内でお土産を買えなかったので、空港で買うことになってしまいましたが、有名観光地が描かれていて家族には喜ばれました。
やっぱりパリの「チョコ」は美味しいなぁ!
さて、長々とお送りして来ましたが、ロンドン・パリ旅行記も今回で最終回。
思えばもう、半年近く前のことなんですね。
全て読んで頂いている方にはお分かりと思いますが、私にとってヨーロッパとは幼い頃からの憧れで、中でもイギリスとフランスには特別な想いを持っていました。
初ヨーロッパとなった今回の旅行、これは私にとって一世一代の大旅行でした。
帰って来て、楽しかった思い出だけを語れるのが理想でしたが、そうはいかなくなりました。
パリ同時多発テロ
不運にもパリ到着日に未曽有の大規模なテロが起こるという、想定外の事態になってしまいました。
私の見たかった、憧れた、華やかなパリがそこにはありませんでした。
テロが発生して、そのままホテルに缶詰め状態になることも考えられたけど、無理してでも外出して良かったと今は思っています。
これは結果論のようだけど、そうではなくて、仮に外出したことによって何かが起こったとしても、後悔はしなかったなぁと思います。
だってずーっと憧れたパリですから。もう行けるかわからないもの。
勿論、最大限の警戒はしましたし、決して警戒感無しに歩いては行けないということも実感させられました。
何とか無事に日本に帰って来て、テレビを付けるとパリ同時多発テロの特集が放送されていたことも大きな印象に残っています。
自分は1日前までここに居たんだぁと、本当に不思議な気持ちでした。
帰国後、もうこんな悲しいことは起こらないで欲しいと願って生活していましたが、先月はベルギーで、またもやISによるテロが発生。
多くの方が亡くなってしまいました。
また今まで通りに楽しく観光出来るヨーロッパに戻って欲しいと切に願っています。
悲しいテロがありましたが、勿論楽しいこともたくさんありました。
最後はやっぱり楽しかったことで、締めくくりたいです。
12時間にも及ぶフライトは大丈夫かと行く前は不安でならなかったけど、準備万端で挑んだ結果、機内食など、とても楽しむことが出来たと思います。
乗り継ぎで初めてパリの空港に降り立った時の感じと言ったら、言葉では表せない感動がありました。
空から見たロンドンの夜景、美しかったなぁ!
ロンドンでは『国会議事堂』や『タワー・ブリッジ』といった有名観光地のほかにも、『アビー・ロード』や『フレディ・マーキュリーの家』など、憧れのロックの聖地に行けたのも、一生の自慢です。
夢にまで見た、列車での国境越えも実現しました。
列車に乗って3時間で、ここまで風景も周りの人も言葉も変わってしまうなんて、日本では決して出来ない体験。
夢のようでした。
治安にビクビクしながら見て回った、『ルーヴル美術館』。
圧巻だったなぁ。
その夜テロが起こって、どうしようかと思ったけど、なんとか観光を続行。
行く予定だったベルギー・ブリュッセルも行けなくなったけど、これは仕方なかったんだと今も自分に言い聞かせています。
『エッフェル塔』に『凱旋門』、哀しみのパリを見下ろす2つの象徴的な建造物は、涙が出るほど美しかった。
ブリュッセルにも『ベルサイユ宮殿』にも行けなくなったけど、その悲しみすら、『エッフェル塔』と『凱旋門』の美しさが和らげてくれました。
あのときのパリの空気、一生忘れられません。
そうして無事、帰国。
一時はどうなることかと思ったけど、本当に行って良かったと思います。
お金では買えない貴重な体験の連続でした。
我々の暮らす日本は島国ですから、どうしても閉鎖的になりがちな部分があります。
それが日本の良さでもあるのだけど、ほかの国がどうなっているのかを知ることは、とても大事なことだと強く感じました。
例えばスーパーでの買い物をしていて感じた事。
店員さんは全く笑顔が無く、それどころか物凄く不愛想で、来てもらって当然だと言わんばかりの接客。
勿論全部がそうではないけど、そういう店が本当に多かったです。
日本ではお客様=神様と言われるくらい、お客様を大事に扱いますよね。
でも向こうでは店員さんもお客さんも対等な立場なのです。
だから余計なもてなしはしないのです。
日本人の感覚では「なんだよぉ〜」と思ってしまいますが、向こうの国ではそれが普通のことなんだと理解すると、世界が広がったような感じがしました。
そして、この日本の文化を大切にしたいなという気持ちも芽生えました。
このように海外に行って感じる日本の良さはたくさんあります。
特に遠く離れたヨーロッパともなると尚更。
本当に本当に貴重な体験を出来ました。
楽しいことも、悲しいこともあったけど、全てが一生の財産です。
またいつか、ヨーロッパを旅出来る日が来ればと思います。
この旅行で出会ったすべての皆さん、本当にありがとうございました!
ー完ー
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