ロンドン・パリ旅行 ⑰ [5日目] (憧れたパリのカフェ、再びの美しき凱旋門)

ロンドン・パリ旅行 (序)
ロンドン・パリ旅行 ① [準備編] (憧れのヨーロッパ)
ロンドン・パリ旅行 ② [準備編] (そもそも行けるのか?)
ロンドン・パリ旅行 ③ [準備編] (難航した行き先選び)
ロンドン・パリ旅行 ④ [準備編] (出発2か月前に思い切って予約)
ロンドン・パリ旅行 ⑤ [準備編] (大きな期待と不安を抱えながらの最終準備)
ロンドン・パリ旅行 ⑥ [1日目] (遂に出発!エールフランスで12時間もの長旅、乗り継ぎ地のパリへ)
ロンドン・パリ旅行 ⑦ [1日目] (機内に日本人は自分だけ!?遂にロンドンの地を踏む、地下鉄でホテルへ)
ロンドン・パリ旅行 ⑧ [2日目] (国会議事堂にタワーブリッジ、クイーン生誕の地・インペリアルカレッジへ)
ロンドン・パリ旅行 ⑨ [2日目] (タワー・ブリッジにロンドン塔、フィッシュ&チップス、アビー・ロードへ)
ロンドン・パリ旅行 ⑩ [3日目] (ロンドン最後はフレディ・マーキュリーに想いを馳せる)
ロンドン・パリ旅行 ⑪ [3日目] (憧れのユーロスターで国境越え、フランス・パリへ)
ロンドン・パリ旅行 ⑫ [3日目] (治安の悪さを感じつつ、ルーヴル美術館を見学)
ロンドン・パリ旅行 ⑬ [3日目] (パリで同時多発テロ発生)
ロンドン・パリ旅行 ⑭ [4日目] (一夜明けて)
ロンドン・パリ旅行 ⑮ [4日目] (凱旋門にシャンゼリゼ、エッフェル塔・・・哀しみのパリを歩く)
ロンドン・パリ旅行 ⑯ [5日目] (タリスでベルギー・ブリュッセルに日帰りのはずが・・・)

2015年11月15日(日)

今日は、『ヴェルサイユ宮殿』とブリュッセルに行く予定だったのに、両方断念となりました。

残念で残念で仕方ないけど、「これはきっと神様が行くなと言っているんだ」と自分に何とか言い聞かせました。

これからどうしよう・・・

とりあえずは地下鉄に乗って、どこかに向かうことに。

このときの記憶は、ほとんどありません。

この旅のメインイベントが同時に消え去ったショックが、あまりにも大きかったんだと思います。

ホテル最寄の「Cade」駅を通り越して、「Opera」駅にやって来ました。

この駅にやって来た理由は、有名な『オペラ座』を見ることと、空港行きの『ロワシー・バス』の乗り場を確認する為。

明日の空港までは、『RER』空港線で行く予定でしたが、ここに来て不安になってきたので、『ロワシー・バス』も検討しようかな、という気になってきたのです。

駅を出ると、すぐに『オペラ座』です。
いやぁ〜美しい!

『オペラ座』はブリュッセルに行っていれば、決して今回の旅行では来るはずではなかった場所。
こうして訪れることが出来たのも、何だか運命を感じてしまいます。

バスの乗り場は、『地球の歩き方』の地図と照らし合わせて、すぐにわかりました。
明日またここに来るかは、まだわからないけど、これで一安心。

『オペラ座』近くのお洒落な通りを散歩して、ベンチに腰を掛けて、この曲を聴き始めました。

フランス・ギャルの「夢見るシャンソン人形」です。

フランス人なら誰でも知っている、いわば国民的ソング。
日本でも有名ですよね。

本場で聴くこの曲は最高でした。
いろいろ断念になって落ち込んでいたけど、この曲を聴いて少し元気になってきました。

そろそろ、お昼を食べたい時間です。

私は昔から、パリのカフェに入ることを夢見ていたので、今回のテロの影響でこの夢も叶わぬものになってしまうのかと思いましたが、駅構内に落ち着いたカフェを発見しました。

ここなら入っても大丈夫なんじゃないか・・・。
あんなテロの後なので、入ろうか迷いましたが、決心して入ることに。

店の方は、にこやかな笑顔で「ボンジュール」と出迎えてくれました。

隣に座っていた常連と思われる方が、お勧めのパンを教えてくれて、その「パン」と「エスプレッソ」、「オレンジジュース」を注文。

店内は店員さん1人と、その常連さん、私の3人だけ。
とてもゆったりとした空間で、食事を楽しむことが出来ました。

このカフェに入ってよかった!

憧れのパリのカフェ、この瞬間を忘れないように、一瞬一瞬を噛みしめて食事をしました。

私が日本人だとわかると、日本食の話をしてくれました。
やはり寿司は、フランスでも大人気のようです。

私の英語力不足で、なかなか話が理解できないこともありましたが、ジャスチャーを交えて丁寧にお話してくれました。

素敵な出会いに感激です。

お二方とも、ありがとうございました!
また来たいです。

さあ、まだまだ時間は余っているので、もう1度『ルーヴル美術館』に来てみました。
勿論、テロの影響で休業中で、人もまばらです。

こんなに人が居ない『ルーヴル美術館』周辺は、きっと珍しいのでしょうね。

しかし、近くに営業中のレストランを発見。
かなり敷居が高そうなレストランですが、外観が美しくて見入ってしまいました。

こういうレストランは、1人で入る勇気がないなぁ。
勿論憧れではあるので、いつかこういった場所でも食事をしてみたいです。

続いては昨日も訪れた『凱旋門』を、再び見に行きました。

『ルーヴル美術館』から『凱旋門』までは、地下鉄1番線で乗り換え無しなので、とても楽ですよ。

昨日は小雨交じりで、泣いているようにも見えたけど・・・
今日の『凱旋門』は、全く表情が違いました。

雲一つない快晴で、本当に美しい姿にとても感動しました。

早くもテロの哀しみから抜け出して、パリの街を後押している感じを私は受けました。
これぞフランスの象徴、といった貫禄がありますね。

昨日も行ったベストポジションに向かう最中、シャンゼリゼを歩きながら、この曲を聴きました。

ダニエル・ビダルの「オー・シャンゼリゼ」です。
シャンゼリゼに『凱旋門』といったらまずはこの曲。

昨日は哀しみに包まれて、とても聴く気分にはならなかったけど、今日は空も心も昨日よりは晴れて聴くことができました。

『シャンゼリゼ大通り』でこの曲を聴けるなんて、夢のようです。

ベストポジションからの、『凱旋門』を撮影。

美しい1枚が撮れました。
本当に前日とは凱旋門の表情が、全然違って見えます。

いやぁ~美しいなぁ。
この風景を見れて、本当に良かったです。

そろそろ日も傾き始めてきたので、ホテルにゆっくり戻るとしましょう。

パリの地下鉄の駅のホームには、この自動販売機が必ずあるようです。
品ぞろえもほとんど同じで、私も何度かお世話になりました。

とても利用しやすくて、良いですね。

「Cade」駅に戻って来ました。
近くのカフェのテラス席には、少し人が戻って来たようです。

ニュースで見たのですが、パリの方達はテロと立ち向かうために、テラス席でコーヒーを飲むことは絶対やめないと言っていました。

パリの方達の、心の強さを感じます。

スーパーで夕食を買って、少し裏路地も歩いてみました。
パリにはこんな素敵な風景が、至る所に溢れています。

今回こういった悲惨なことが起きたけど、この美しいパリの街はこれからも絶対に変わることはありません。
守らなければいけません。

いろんな想いが駆け巡る中、ゆったりとホテルに戻って行きました。

ロンドン・パリ旅行 ⑱ [5日目] (最後の夜に何を想う)
ロンドン・パリ旅行 ⑲ [6日目&7日目] (エールフランス直行便で無事日本に帰国)
ロンドン・パリ旅行 ⑳ [帰国後] (旅の総括)

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