クイーン+アダム・ランバートの来日公演が終了しました。
私は、さいたま2日目と名古屋公演に行って来ました。
まずは来日公演が発表される前からのことを振り返ってみます。
一昨年2018年の暮れに公開された映画『ボヘミアン・ラプソディ』が世界中で空前の大ヒット。
日本でもまさに”社会現象”になりましたよね。
映画のヒットを受けて、ブライアンとロジャーは日本のファンへ、「またすぐに会いましょう!」とメッセージを出してくれました。
年が明けて2019年になっても映画はロングヒットを続けます。
まだ多くの映画館で上映が続いている中、4月17日に映画のBlu-ray&DVD発売されることが決定しました。
この4月17日というのは、1975年にクイーンが初来日した日であることから、日本記念日協会から正式に『クイーンの日』と認定されている日本のクイーンファンにとっては特別な日です。
そんなわけで、この日に来日の発表があるのではないか?とTwitterなどでは予想されている方も居て、私も楽しみにクイーンの日を待つことに。
そんな中、4月上旬、2020年2月からのQALオーストラリアツアーが一足先に発表(ニュージーランドはその後だったかな?) されたのです。
2020年・・・だいぶ先だなぁと思いつつ、この流れで日本公演も決まっておくれと祈り、クイーンの日を迎えました。
そうして朝を迎え、すぐにスマホを取ってTwitterを起動。
TLがQALで埋め尽くされていて、そこにはクイーン+アダム来日公演決定の文字が!
さいたまスーパーアリーナ 2020年1月25日・26日
京セラドーム大阪 2020年1月28日
ナゴヤドーム 2020年1月30日
そして会場は、まさかの地元さいたま!!
私事になってしまいますが、この頃は体調を崩して前の会社を退職したばかり、ものすごく暗い気持ちで毎日を過ごしていました。
でも、この来日決定を知った瞬間は、久しぶりに心の底から嬉しい、楽しい気持ちになれたことが忘れられません。
クイーン+アダム、3度目の来日がこうして決定しました。
過去2回の来日公演のレポートはこちらから
QUEEN+Adam Lambert / SUMMER SONIC 2014 @QVCマリンフィールド
QUEEN+Adam Lambert / LIVE IN TOKYO 2016 @日本武道館
それからしばらく経って韓国公演も決まり、これで2020年一連のツアースケジュールが出揃いました。
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~~~韓国~~~
1月18日(土) ソウル
1月19日(日) ソウル
~~~日本~~~
1月25日(土) さいたま
1月26日(日) さいたま
1月28日(火) 大阪
1月30日(木) 名古屋
~~~ニュージーランド~~~
2月05日(水) ウエリントン
2月07日(金) オークランド
2月10日(月) ダニーデン
~~~オーストラリア~~~
2月13日(木) ブリスベン
2月15日(土) シドニー
2月19日(水) メルボルン
2月23日(日) パース
2月26日(水) アデレード
2月29日(土) ゴールドコースト
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このスケジュールを見てまず思ったのは、韓国公演終了から日本公演まで1週間もあるのは不自然だなぁということ。
前々回、韓国から日本入りしたときも直前でしたし、これだけ空いているということは、追加公演が入る可能性が高いと読んでいました。
実際、追加公演は行われませんでしたが、インタビューでロジャーは「もっと追加でやりたかったけど、会場が押さえられなかったんだよ」と言っていました。
やはり追加公演はやる方向だったんだ!とそのロジャーのインタビューを聞いてしっくりきました。
オリンピックイヤーの今年2020年。
QALクラスでも会場を抑えるのが難しいなんて、よほどの会場不足なんだなぁと思います。
でもだから、東京ではなくて、さいたまが会場になったのかもしれませんね。
それから、公式では ”さいたま” ではなくて ”東京” 表記になっているのが、埼玉県民にとっては若干違和感がありますが、こればかりは仕方ありませんね(苦笑)
何はともあれ、QALが埼玉にライブをやってくれます!
さいたまスーパーアリーナでのライブは、2005年+ポール・ロジャースでのとき以来、約14年ぶりです。
2005年はまだクイーンファンになる前だったので当然行けずに、2009年にファンになったのと同時期にクイーン+ポール・ロジャースのコラボ終了が発表され、もうブライアンとロジャーを観ることは出来ないんだなと、ファン1年目にして失望感を味わったのも忘れられません。
それが、またこうして埼玉でブライアンとロジャーを観ることが出来るなんて、本当にアダムのお陰です。
ただ今回のチケット確保も非常に険しい道のりでした。
前回の来日公演ですら一瞬で売り切れたというのに、今回は映画の大ヒットもあって新たなファン層が加わり、倍率もさらに上がったと思われます。
主催のクリエイティブマンのチケットの売り方に、Twitterなどで批判が殺到していましたが、確かに気持ちの良い抽選方法ではなかったかなと思います。
私は勿論、さいたまが第1希望でしたが、抽選は落選続き。
大阪公演の日はどうしても外せない予定があるので申し込めませんでしたが、最終日の名古屋公演の日は仕事も休めそうなので、さいたまと同時に申し込み続けました。
すると4次抽選で名古屋が当選しました!
一時はQALがせっかく来てくれるのに観れないのではないかと本気で不安になりましたが、これでひとまず安心し、その後もさいたまの抽選に申し込み続けました。
4月の来日発表から半年以上が経った11月、追加席の抽選で何とかさいたま2日目のチケットを手にすることが出来ました!
さいたま初日も勿論観たかったですが、こればかりは仕方ありません。
それからというもの、あっという間に日々が過ぎていきました。
来日発表のときは、まだまだ先だと思っていましたが、今振り返ればあっという間。
どんなライブが観れるんだろう?と想像して過ごす日々は幸せだったんだなぁと実感します。
1月20日(月)、遂にクイーン+アダムが来日!
今回は韓国からプライベートジェットでひそかに羽田に降り立ったようです。
ブライアンのインスタには日本の居酒屋で楽しんでいる写真が載せられ、いよいよ同じ国に憧れの人が居るんだという実感が沸いてきます。
メンバーの動向をSNSなどで知ることが出来るのも、昔にはなかったファンの楽しみ方ですね。
2020年01月25日(土)
そうして、さいたまライブ1日目を迎えました。
1日目のチケットは取れなかったのですが、グッズを買いに、それに雰囲気だけでも味わいに出かけました!
この日の開演は18時なので、ゆっくり15時に自宅を出発。
16時半にさいたまスーパーアリーナに到着。
もう会場付近は物凄い人!
ここに居るみんなクイーンファンだと思うと、胸の高まりを感じます。
グッズ売り場へと続く列も、予想通り凄まじいことになっていたので、私はウォークマンでクイーンを聴きながら、会場周辺をブラブラ散歩。
そうして見つけたお店で、まったり夕食。
夕食を終えて会場に戻ると、ちょうど18時で開演時間。
グッズの列も短くなって、10分くらいで購入出来ました。
ただ、欲しかった湯飲み(2016年も売り切れで買えなかった)とキーホルダーが売り切れていたのは残念でした。
今回もチケットが取れなくて、外から雰囲気だけでも観に来たという方は結構いらっしゃいました。
皆さん、音漏れを最後まで聴いて行かれる感じでした。
私も2016年の武道館ライブは音漏れを聴かせて頂きましたが、今回は明日に備えて早めに帰ることとします。
それではまた明日!
いよいよ本番の日がやって来ました!
前夜は興奮のあまり、良く眠れずに、睡眠不足です。
明日は早朝からの仕事が入っています。
本来なら明日も休みにして、万全の態勢でライブに臨みたいところでしたが、名古屋遠征のための休みをとってしまったので、明日は早朝出勤せざるを得ない状況になってしまいました。
なので今日はライブが終わったら極力早く帰宅して、すぐに寝て体調を整えないといけません。
そのため、さいたま新都心駅に着いたら、まず帰りの乗車券と新幹線特急券を購入。
帰りは大宮20:02発の新幹線に乗れれば、21時には帰宅出来て、睡眠時間も確保出来ます。
今回は帰りの時間も気にしつつのライブとなってしまいましたが、念願のQALさいたまライブ、精一杯楽しむことには変わりはありません!
今日は15時開場17時開演。
グッズは昨日買ったので、今日は15時すぐに入場しました。
Nゲートの500レベルということで、入場してから物凄い長い距離を歩き、席に着くまで15分はかかったと思います。
ただ歩いた分、とても追加席とは思えない良い席でした。
高さがあり高所恐怖症の方には怖いかもしれませんが、ほぼ真横なので、肉眼でもメンバーを何とか観ることが出来そうです!
それと今回のライブは撮影がOKということで、記念に少しだけ撮影させてもらいました。
でも撮影に夢中でライブが楽しめないのでは本末転倒なので、撮影は最低限にとどめてライブに基本はライブに集中するように心がけました。
BGMにエアロスミスやボストンといった、クイーンと同世代のバンドたちの曲が次々と流れて来て、すでに涙腺崩壊。
席を確認したら、売店に行って早めの夕食。
まだ16時前ですが、終わってからだと間に合わないので仕方ありません。
ホットドック2個で夕食として、席に戻り、開演の時を待つことに。
徐々に場内はファンで埋め尽くされ、会場のボルテージも上がって来ました。
16時を少し過ぎた辺りで、場内暗転!
遂にライブが始まります!
今回のセットリストです。
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Innuendo(orchestral intro)
Now I’m Here
Seven Seas Of Rhye(輝ける7つの海)
Keep Yourself Alive
Hammer To Fall
Killer Queen
Don’t Stop Me Now
Somebody To Love (愛にすべてを)
In The Lap Of The Gods (神々の業)
I’m In Love With My Car
Bicycle Race
Another One Bites the Dust (地獄へ道づれ)
I Want It All
Teo Torriatte (Let Us Cling Together) (手をとりあって)
Love Of My Life
’39
Doing All Right
Crazy Little Thing Called Love (愛という名の欲望)
Under Pressure
Dragon Attack
I Was Born To Love You
I Want To Break Free
(Take My Breath Away)
Who Wants to Live Forever
Guitar Solo
Tie Your Mother Down
The Show Must Go On
Radio Ga Ga
Bohemian Rhapsody
~~~~~~~~~~~~~~
We Will Rock You
We Are the Champions
God Save The Queen
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場内に壮大な曲が流れ始め、物凄い高揚感!
何と大好きな「Innuendo」です。
そうして少しずつ、ステージ中央にある王冠が空に浮かんで行きます。
2014年サマーソニックのときのオープニングは「Procession」で、”これからライブが始まるぞ” という高揚感で一杯になる素晴らしい幕開けでしたが、今回はそれを上回るものでした。
そしてその後に始まるのは同じく「Now I’m Here」。
「Jast a new man」でステージが明るくなり、メンバーの姿が露わに!
夢の時間が始まりました。
開始すぐにブライアンがこちら側に向かって歩いて来て、大興奮!
ブライアンのギターの音色、ロジャーの刻むドラム、それから伸びのあるアダムの歌声が生で、こんな近くで聴けているなんて、未だに夢のようです。
アダムがこの曲でライブ会場の地名を言うのはお馴染みになってきましたが、しっかり「トーキョー」を頂きました(笑)
続く「Seven Seas Of Rhye」は前回の武道館ではオープニングを飾った曲。
映画でもこの曲のレコーディング風景が描かれていたこともあり、新しいファンの皆さんも大興奮!
ブライアンとアダムが揃って花道を歩いて来る姿は、武道館ライブを思い出して胸が熱くなりました。
そしてクイーンのデビュー曲である「Keep Yourself Alive」。
この曲をライブで聴くのは初めてです。
ここで今回は映画のヒットを受けて行われる『THE RHAPSODY TOUR 』であることを思い出します。
こういった曲が聴けるのは映画のお陰ですね!
まだ日本でもブレイクする前の1973年のクイーンの曲が、47年後の2020年にこうして聴けるなんて、凄いことですよね。
ライブエイドでもお馴染みの「Hammer To Fall」は、やはりライブ向きな曲。
こうして写真を観ると、クイーンって遠くからでも凄く絵になるバンドですよね。
フォーマットが完成しているというか、アダムが加わった今でも、それぞれの立ち位置がハッキリしていて、すぐにクイーンだ!というわかるこの凄さ。
そしてアダムの「Killer Queen」にはやはり唸らされます。
サマソニでアダムの歌う「Killer Queen」を初めて聴いて、ブライアンとロジャーがアダムに惚れ込んだ理由がわかったような気がしましたが、このフレディの曲を、ここまで自分の世界観で歌えるのはアダムしかいないと改めて思います。
ここでアダムが花道を歩いて来てマイク。
「僕はフレディが好き!みんなもフレディ好きだよね?僕とみんなはフレディのファン同士、今日は皆で一緒に歌おう!約束だよ!」というようなMC。
アダムの素晴らしさはここにもあるんです。
自分が素晴らしいシンガーでありながら、フレディ、クイーンへのリスペクトを疎かにしない姿勢、これがブライアン、ロジャー、そして我々の心をつかんで離さないのです。
そんな感動的なMCからアダムが ” Tonight~” と歌い出すと場内大歓声。
やはりこの曲は大人気「Don’t Stop Me Now」です。
サビ前のアダムの一呼吸が、ライブで聴いている感があって、とても良い時間。
「Somebody To Love」もまた素晴らしいこと。
最後のアダムのボーカルには、周囲の方も「すげー!」と唸っていましたよ。
「In The Lap Of The Gods」は初期のライブ定番曲。
サビで大合唱です。
続けて「I’m In Love With My Car」が始まり、オールドファンの皆さん、ロジャーファンの皆さん大熱狂!
映画ではブライアンとジョンに「ロジャーは車相手に何をしているんだい?」と言われてしまいましたが(笑)、この曲こそロジャーの原点って感じがして大好きです。
パワフルなドラムを叩きながらの、ハスキーなロジャーボイスは堪りません。
それから少し間が空いて、花道からなんとバイクに乗ったアダムが出てきました!
なんだなんだ!と思ったらまさかの「Bicycle Race」!
バイクに乗りながら “自転車、自転車 “と歌う発想が面白い!それでアダムのユーモアたっぷりなパフォーマンスに魅せられました。
中央ステージに戻って、続いては「Another One Bites the Dust」。
映画を繰り返し観た今では、フレディとロジャーが喧嘩になり、ブライアンが仲裁する中、淡々とベースを弾くジョンの姿が聴くたびに頭に浮かんできて、何故かホッコリしてしまいます。
クイーンの曲の中では好きになるのに時間のかかった曲ですが、今では大好きな曲。
ブラックでファンクなナンバーだというのに、これもアダムにしっくりくるのが不思議。
アダムは本当に何でも歌えるなぁ。
「I Want It All」は大好きな曲ですが、フレディがライブで披露出来なかった曲なので、こうして今の時代に最新の音響、映像技術で披露されるこの曲には一際感動しました。
ギターソロに入る前のゾクゾク感、堪りませんね!
さあ、ブライアンの時間がやって来ました!
花道をゆっくり歩いて来るブライアン。
「イラッシャイマセ~!!イラッシャイマセ~!!コンバンハートーキョー!!」と、日本語で挨拶してくれました!
日本語連発で愛嬌たっぷりのブライアンが愛おしくて仕方ありません。
そうして、クイーンと日本の絆の歌「Teo Torriatte (Let Us Cling Together)」を歌ってくれました。
英語のサビが終わり、ブライアンが「ニッポンゴー」と合図を出して皆で大合唱。
姿は観えませんでしたが、ロジャーが裏から日本語でハモってくれているのが伝わり、何とも胸が熱くなりました。
日本のクイーンファンで良かった!
クイーン初期から支え続けてくれている、ここのオールドファンの皆さんにも感謝しかありません。
「手をとりあって」に続くのはやはりこの曲、「Love Of My Life」。
歌い出す前に「フレディがここに居て、僕がここに今居たらって考えるんだ。みんなも想像して聴いてみて」とブライアン。
これはもう泣くしかありません。
ただ追加席でほぼ真横のため、フレディの姿は観えませんでした(泣)
それでも聴きなれたフレディの声と、隣でギターを弾き天を見上げるブライアンには十分感動しました。
そしてこのライブ1番のサプライズが「’39」でした。
「’39」は私がクイーンで1番好きな曲!
今回初めて、生で聴けて大感激!
終始ノリノリで本当に楽しかった!最高!!
「ミナサン、ロジャー・テイラーサンデス!!」とブライアンが言うと、ロジャーが花道を歩いてブライアンの隣へやって来ました。
この日1番と言ってもいいくらい場内大熱狂。
それに応えるように、ロジャーは「Hi!」と一言放つと、また大熱狂が!
さすがロジャー人気凄まじいですね!
それでブライアンがアコースティックギターを引き始め、何が始まるのかとワクワクしていると、ロジャーが “yesterday ~”と歌い出し、その瞬間、自然と涙がこぼれてきました。
クイーンの前身・スマイル時代の名曲「Doing All Right」です。
ブライアンとロジャーで始まって、そこにフレディとジョンが加わりクイーンとなって旅をして、フレディは天国へ、ジョンは別の道へと進み、ブライアンとロジャーの2人に戻ってしまいました。
そんな中で、アダムという素晴らしい人物に出会い、再びこうしてこの曲を日本で歌っている・・・
そう考えると泣かずにはいられません。
途中からアダムも加わって、3人の素晴らしいハーモニーで至福の時間でした。
この曲こそまさに、映画のヒットが無ければまず披露されなかったであろう曲です。
こうして聴けたのは、本当に幸運なことでした。
そこからバックバンドも加わって、「Crazy Little Thing Called Love」。
ロジャーのドラムソロがあり、その流れからの「Under Pressure」は鳥肌が立つカッコよさでした。
フレディパートをアダム、ボウイパートをロジャーが歌います。
『The Game』からの「Dragon Attack」は、なかなか意表を突くセレクトだと感じましたが、生で聴くこのリフはカッコよいなぁ!
そして今回もやってくれました「I Was Born To Love You」!
「手をとりあって」とこの曲は、ほぼ日本でしか聴くことのできない曲。
それでいて、私をクイーンファンへと導いてくれた大切な曲なのです。
今回、日本ベスト上位12曲に入らなかったので、やってくれるか不安もありましたが、やってくれて本当に嬉しかったです。
ブライアンのソロもキレッキレでしたね!
ジョン作の「I Want To Break Free」の後、場内が暗くなり、フレディの歌う「Take My Breath Away」が流れ始めて、どういうことなんだろう?と思っていましたが、次ぐに来る曲を聴いて歌詞のつながりを感じずにはいられませんでした。
「Who Wants to Live Forever」、アダムの声と虹色の光で場内をが包み込まれました。
私はあの光はレインボーフラッグだと感じました。
映画でも描かれていた、セクシャルマイノリティで苦悩するフレディ、当時はそういう方への理解も無い時代で、フレディも想像も出来ない苦労をしたのだと思います。
ときは流れ、こうしてアダムという青年がこういう演出でこの曲を歌っている姿を、天国からフレディがきっと嬉しく観てくれていることでしょう。
ここからブライアンのギターソロ。
今回は「Last Horizon」は無かったですが、演出が凄まじかったです。
いくつもの惑星に囲まれてレッド・スペシャルをかき鳴らす天文学者でもあるブライアンならではの演出。
メロディもドラマチックで良かったなぁ。
ブライアンのギターはやっぱり最高です。
続けて「Tie Your Mother Down」。
+ポール・ロジャース時代は序盤で披露されることが多かったこの曲ですが、QALでは割と終盤での披露が多いですよね。
この曲は盛り上がらないわけがありません!
フレディの魂の叫びを歌った「The Show Must Go On」。
これもアダムが凄まじい歌唱で歌い上げました。
凄かった・・・これも終演後に近くの方々が「今これを歌えるのはアダムだけだよ」と仰っていて、私も同感です。
圧巻の歌声に酔いしれていると、あのイントロが・・・「Radio Ga Ga」です!
この曲が始まると、もうライブも終わってしまう寂しさに襲われてしまいますが、今という瞬間を楽しまなければいけません!
サビはスクリーンに歌詞が映し出されて、手拍子と大合唱。
この曲も最高にライブ映えしますねぇ!
そうして会場が最高に温まったところで、あの曲が始まりました。
「Bohemian Rhapsody」、今回は最初からのフルバージョンです。
そして最初から最後まで全てをアダムが歌い切りました。
素晴らしかった。
ステージを後にするメンバー、自然とアンコールを叫びまくりました!
すると再びフレディが登場!!
今度はハッキリとフレディの姿が見えます!
「エーオ!リーロリロレロ!エーーーーーオ!」
皆フレディに続いて叫び、会場のボルテージは最高潮。
そして ” ズンズンチャ ズンズンチャ ” のリズムに合わせて、アンコール開始!
アンコールで登場したブライアンは “トーキョー2020Tシャツ ” を着て、みんなを喜ばせてくれました。
クイーンのアンコールと言えば、伝説のワンパターン、これぞ伝統の域であります。
「We Will Rock You」と「We Are the Champions」をこの日1番の大合唱。
クイーンファンでなくても、音楽を聴かない人でも、聴いたことはあるでしょう、この2曲。
そんなアンセムになりつつある曲を生で、一緒に歌うことが出来る幸せを噛みしめる時間でした。
場内には「God Save The Queen」が流れ始め、メンバーが前まで出て来て、深々とお辞儀。
大声で「ありがとうー!!」と叫んでしまいました。
まだまだ余韻に浸っていたいところですが、このときの時刻は19:20。
私は大宮20:02発の新幹線にどうしても乗らなくてはいけないので、泣く泣く早めに退場させて頂きました。
最後にブライアン、ロジャー、アダムに思い切り手を振って、さいたま新都心駅まで猛ダッシュ。
1番遠い席だったので、駅まではかなりの距離。
スムーズに京浜東北線に乗れて、20:02発の新幹線にも乗れ、無事に早い時間に帰宅出来ました。
帰りの列車、ずっとQALのステージを思い出しては、幸せな気分でした。
その日の夜は良い夢を見れて、翌朝。
普段なら憂鬱な月曜日の朝ですが、物凄く晴れやかな気持ちで目覚めることが出来ました。
これもQALマジックですね!
こうして夢のさいたまライブが終了となりました。
ライブの2時間は嫌なこともすっかり忘れて、心の底から楽しむことが出来ました。
ブライアンのギター、ロジャーのドラムの素晴らしさは勿論、アダムのパフォーマンスが本当に素晴らしかったです。
セットリストも映画のヒットで大幅に変わり、普段は聴くことが出来ないような大好きな曲をたくさん聴けて大満足のライブでした。
この4日後、名古屋まで遠征したので、その様子はまた後日アップします。
クイーン+アダム、さいたまに来てくれてありがとう!!
ー続ー
↓ 最終日、名古屋公演の記事はこちらから ↓
QUEEN+Adam Lambert /THE RHAPSODY TOUR @ナゴヤドーム
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