重力と呼吸

去年の10月3日発売、ミスチルのアルバム『重力と呼吸』を発売日に買いました。

この頃から、仕事で完全に疲弊してきて、音楽どころではない生活を送っていました。
ずっと音楽も聴く気にならなかった自分が、久しぶりに聴いた音楽、アルバムがこの『重力と呼吸』だったのです。

ウォークマンに入れて、毎日帰りのバスで聴いていました。

毎日1曲目の「Your Song」を聴き始めると、「今日も仕事が終わったー」とホッとした気持ちになったものです。
希望に満ちたメロディと歌詞が、聴けば聴く程大好きになってきました。

「SINGLES」「here comes my love」は共にサビの歌詞を噛みしめながら毎日聴いていました。
「here comes my love」のギターソロはブライアン・メイにインスパイアされて出来たと、桜井さんが雑誌のインタビューで仰っていましたね。
そう聞くと確かに、ゴージャスでクイーンらしいサウンドだなぁと思いましたし、嬉しい気持ちです。

「day by day(愛犬クルの物語)」は、聴くたびに実家の愛犬を思い出して会いたくて仕方ない気持ちに。
サビへの盛り上がり方も素晴らしくて、今は実家に帰って来て愛犬と共に聴けています。

「秋がくれた切符」も大好きな曲。
あっという間に過ぎ去ってしまう秋の切なさが、メロディににじみ出ていて、聴くと何とも言えない感情を覚えます。
歌詞も幸せの中に、どこか切なさを感じるものですよね。
美しい名曲です。

「himawari」はシングルよりもゴージャスなサウンドになっていますね。
シングルバージョンを何回も聴いていたので、最初は違和感がありましたが、慣れてきました。

そして最後の「皮膚呼吸」
この曲が流れると、ちょうど寮に着く頃なんです。
変えられない過去を悔やみつつ、背中を押してくれる歌詞が堪りません。
この曲で、「明日も何とか頑張って来よう」という気持ちにさせてもらいました。
私にとって、本当に大切な思い出の詰まった曲で、アルバムは終わります。

毎日帰りのバスで聴いていたこともあり、どうしてもこのアルバムを聴くとその思い出が蘇ってきます。
辛かったけど、このアルバムには本当に救われました。

あまりにも特別なアルバムになったので、このアルバムを引っさげたツアーには絶対行きたいと思っていましたが、ツアー日程と仕事の休みがほとんど合わず。
唯一合ったのが、12月22日の大阪ライブでした。
久しぶりに旅行と絡めてライブ遠征しようと考えたのですが、抽選に落選し、結局行けませんでした。

そんな中、4月からの新たなツアーが決定!
この段階でまだ2月だったので、休めるかもわからないのに、東京ドームの抽選に申し込み、何と当選してしまいました!
結局、退社することとなったので、今回のライブは、辛かった約1年を振り返りつつ、ミスチルの希望に満ちた名曲で元気になって来ようと思います!

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