退職

私、26日付で会社を退職し、寮を出て埼玉に戻って来ました。
考えに考え抜いた結果です。

私は経歴が特殊で、短期大学在学中に不眠症を発症し、その影響で就職先が決まらないまま2012年に卒業。
それから6年間は通院しながら非正規の仕事をしてきました。

そんな中、一昨年から本格的に就活を始め、やっと内定を頂いたのが、今の会社だったのです。
これだけ苦労して入った会社なのだから、どんなに苦労しても絶対に辞めない、努力して会社の上へ行こうと、決心したのです。

でもいざ入って、仕事をしてみると、それはそれは酷い労働環境。
朝は3時に起きて、送迎バスで出社し、5時から勤務が開始。
勤務終了は遅い日だと22時近くにもなりました。

そこから送迎バスで寮へ帰り、23時近く。
それから夕食にシャワー、洗濯、アイロンなどを急いで済ませても、0時半にはなってしまいます。

それで次の日も3時起きだったりするので、もう眠くて眠くて、仕事中はフラフラでした。
職場の人達は、本当に優しく良い方達に恵まれていましたが、接客業でもあるので、凄まじいクレーマーが1日に何度もやって来て怒鳴られ、謝るという日々。
休みは寝て終わってしまうので、そのストレスが発散出来なかったのも良くなかったのだと思います。

去年夏に体調を崩し、もうここで働くのは難しいと上司に相談したところ、別の部署に異動させてあげるから辞めないでほしいと言われました。
私としても、せっかく苦労して入った会社なのだから、辞めるのではなく、部署異動なら良いなぁと思ったのです。
その時点で「年内には異動出来るよ」と言ってくれたのに、それが「年明け」になって、最終的には「4月からでお願い」と言われ呆然。
これが今年2月上旬のこと。
もうこの頃には限界を超えていて、本当に辛い状態でした。
それでも何とか耐えて、3月が終わり、4月から別の部署に異動。

「よし、これから気合い入れて頑張るぞ!」と意気込んで仕事に臨んだのぜすが・・・
異動して数日でひどく体調を崩してしまい、かかりつけの病院に行ったところ「3か月の休養が必要」との診断がなされ、その診断書を職場に提出して、6月いっぱいまで休職することになった、というのが前回の記事で書いたことです。

それから両親や友人、このブログやTwitterでもたくさんのアドバイスを頂き、ようやく決断することが出来ました。
ご心配頂いた皆さま、本当にありがとうございました。
これから少し休んでから、じっくり自分に合う仕事を探して行こうと考えています。

そういえば退職を決めた日、不意にテレビを付けると、マラソンの小出監督がお亡くなりになったとニュースが流れていました。
小出監督のもとで五輪で金メダルを取った有森さんが、監督に言われて印象に残っている言葉が紹介されていました。
「物事には意味のないものは無い どんなことが起きても、せっかくと思え」
この言葉に、私も感銘を受けました。

この1年間は決して無駄では無かったし、きっとどこかでこの経験が生きてくると思いますし、今回退職となったことにも意味があるんだと、落ち込んでいた私は少し前向きになれました。

これからまた少しずつ進んで行きます。
どうぞよろしくお願い致します。

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