クイーン+アダム、日本独占インタビュー

先日BSフジで放送されたクイーン+アダムの特集番組。
番組クルーがメンバー滞在中のシンガポールまで行って、独占インタビューをしてくれました。

これは本当に日本限定の特別なインタビューです。
観れなかった方もいらっしゃるようなので、全文書き写してみました。

(この記事はPCサイトでご覧下さい)


Q:初めてのシンガポールはいかがですか?

ブライアン:とても気に入っている
       晴らしい草木で溢れている
       緑が多くて 暖かくて 歓迎されている
       みんなとても良くしてくれる
       アダムは以前ここに来たことがあるので 素晴らしいと教えてくれた

アダム  :戻って来れて嬉しいよ

Q:日本についてはいかかですか?

ロジャー :日本は常にとてもエキサイティングだった
      クイーンを本当に理解してくれた最初の国だった
      僕たちの何たるかを コスチュームや複雑な音楽をね
      初めて日本に到着したときの反応は素晴らしかった
      ベストだった 新しい感覚だった
      新鮮だったのでとてもよく覚えている
      僕たちの歴史上とても重要なことだ

ブライアン:そして今後もね
      何度も行っているから 旧友のようだよ
      日本とは絶えず交流がある
      

Q:クイーンは初期から日本で人気があったことをアダムは知っていましたか?

アダム  :もちろん素晴らしいエピソードをたくさん聞いているよ
      日本のオーディエンスはとても情熱的で
      感情がすごく伝わって来た
      心のつながりが感じられた
      他の国とは違う
      とてもスペシャルであることを感じたよ

ブライアン:一昨年サマーソニックに出たけど
      そのライブDVDが出る
      素晴らしい出来だ
      最初は全員が難しいギグになると思っていた
      オーディエンスは素晴らしかったが猛暑で
      湿度が高く とてもプレイがしづらかった
      だからそんなに良くないだろうと思っていたけど
      ビデオを観たら「いや!素晴らしい!」と思った
      ファンとの絡みも素晴らしかったし
      それが記録されている
      サマーソニックでのクイーンをDVDで観られるよ

ロジャー :オーディエンスの反応は素晴らしかった
      しかも日本でプレイしてあんなに
      若いオーディエンスがいたことにかなり驚いた
      こんなに長年日本に来ているのに

ブライアン:(アダムを指して)彼のおかげさ

ロジャー :そうだな 全てアダムのおかげだ

アダム  :(照れながら)
      日本を含む全世界でクイーンが素晴らしいのは
      世代を問わないことだ
      最初に聴いていた人たちが
      それを家族に引き継いでいった
      子供たちは家でそれを聴いて
      1つの世代に限ったものではないんだ
      日本のオーディエンスを見るとそれがわかる

Q:若い世代から幅広いファンに未だに
 多くの支持を得ているのはなぜでしょう?

ブライアン:わからない 謎だね
      僕たちもライブをやっていて
      感傷的なものを感じる
      歴史があるのにとても間近でもある
      そういう感情がよぎる
      そういう感情が心をよぎる
      とても嬉しかった
      インプロヴァイズしたからだ
      普段はやらない「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」もやった
      ビデオで振り返ってみると 素晴らしい出来だ
      すごく新鮮かつ危険だからだ
      アダムは素晴らしい
      オーディエンスのところに行って絡んでいる
      これだけ年月が経ってもいまだに
      新しい境地が開けて嬉しかった
      みんなもそう感じているはずだ
      歴史の一部でもあり今の一部でもある
      
アダム  :本番前の2日間がリハーサルだった
      パフォーマンスがすごく新鮮だったね
      エキサイティングだったよ
      
ロジャー :全く妥協しなかった

ブライアン:ミスもなかった

Q:アダムがクイーンのステージで
 心がけていることは何ですか?

アダム  :まず第一に フレディの代わりはいないということ
      比較など出来ない
      彼は憧れの存在だった
      そのことは最初からみんなわかっていたし
      毎回パフォーマンスする際にオーディエンスに
      わかってもらえるよう心がけている
      クイーンの曲や遺産を讃えている
      気持ちや物語は全く新しいけど
      そっちに専念するよう心がけている
      自分のやっていることに以降するのは正しくない
      敬意を表すことが正しいんだ
      それが重要なんだ
      僕にとってもオーディエンスにとっても
      だから彼らと心が通い合っている
      彼らはかわってくれている
      僕はこれに参加出来てとても光栄だ
      レジェンドたちと同じステージに立てるなんて

ブライアン:よしてくれよ(苦笑)

アダム  :衝撃的なんだ 本当だよ
      毎回「これってクレイジーだ!」と思っている
      そんな奇跡をオーディエンスも僕も
      みんな経験しているんだ

ロジャー :アダムに全幅の信頼を置いているのは
      とても大事なことだ
      彼の能力や声が素晴らしいからで
      そのおかげで楽しめる
      とても楽しい
      楽しむのはとても大事なことだ
      ステージからオーディエンスに伝わるものだから

ブライアン:奇跡的な気分だ
      実際奇跡だよ
      神からの贈り物だ
      彼がフレディである必要はない
      一瞬でもフレディである必要はない
      ただ自分らしくすればいいんだ
      実際そうしているし
      それでうまく行っている
      しっくり溶け込んでいる
      聞いた通りあの声だ
      並外れた声だ カリスマ性がある
      立ち姿もしっくりくる
      楽しませてくれる
    
ロジャー :おふざけも出来る

ブライアン:他に何を望む?

アダム  :靴がたくさんある

ロジャー :そう 彼の衣裳部屋は靴でいっぱいなんだ

アダム  :とても大事なことだ

ロジャー :すごい衣裳部屋だよ

ブライアン:予測不能でもある(笑)
      ギターを弾いていると「彼はフレディと
      同じことをするのかな?」などとは考えずに
      「何をするつもりなんだろう?
      そうか そうか!」と思う
      とてもライブっぽい
      演出されていなくても
      とても楽に絡めるんだ

アダム  :新鮮さを保てるよね
      ステージでのお気に入りは・・・
      このバンドをやりだした頃は
      まずオーディエンスに認められるだろうか
      彼らがどう感じるだろうかと思ったけど
      何よりブライアンとロジャーが僕が
      歌うことをどう思うかだった
      「こうだったからこうしなくてはいけない」
      とかたくなに言われたとしても
      僕はそれでもかまわなかった
      彼らなんだからね
      でも驚いたことに僕にとって有利に働いて
      「どうしたい?」と言われたんだ
      常に自由で開放的な気持ちになれた
      そのおかげでステージでマジックが多々生まれたんだ

ロジャー :あとかなりリラックスしている
      ある意味 オールドファッションなんだ
      いまどきのバンドの大半はハード・ディスクや
      クリックを使っているが僕たちは使わない
      アルバムより若干速くなったり
      遅くなったりするかもしれないが
      感覚を大事にしている
      それがよりオーガニックな感覚を
      パフォーマンスにもたらすんだ

ブライアン:いまどき珍しいことだ
      みんなが観ているものは全てリアルだ
      どれだけの人が気づいているか知らないが
      いまどきのライブではあらかじめ
      録音されたものが流れることが多い
      でも僕たちのは全てその場で起こっている
      危険だしミスだって犯す
      ミスではなく 違うことも起こりえる

ロジャー :おまえはミスを犯すよ

一同爆笑

ブライアン:でもリアルなんだ
      以前起こらなかったことが起こっていることを
      オーディエンスは知っている

アダム  :危険だけど安全な部分もある
      がっちり固められたものをやっていると
      何か間違いが起こったら大参事になるけど
      みんなの心が通じ合っていてそれだけが頼みの綱だと
      伸縮したり収縮したり出来る
      自由な感じ 開放感もある
      限定されないんだ

ブライアン:ライブで起こることで恥ずかしいことは何もない

ロジャー :僕もない

アダム  :多少はある(苦笑)

ブライアン:リアルだし 別の境地になるし
      みんな大人なんだから笑って
      「こういうこともあるんだからやれるさ」と言える

Q:日本武道館でのパフォーマンスについて

ブライアン:また武道館でやれることになって嬉しいよ
      あそこが大好きなんだ
      何度もプレイした
      何回だったかな
      10回以上はやったよね?

ロジャー :わからない

ブライアン:何度もやったよ 素敵なところだ
      だから選んだんだ
      武道館はかなり大きいから圧倒されるけど
      コントロール出来ないほどじゃない
      人を包み込むにはとても素敵な環境だから
      観に来てくれた人はいい音で聴ける
      だから3日間あればばっちりだ
      (アダムに)そうだろう?

アダム  :そうだね!

ロジャー :初来日の初日が武道館だったと思う
      素晴らしかった
      みんながグレイトと言ってくれたんで
      別の都市で更にやることになったのを覚えているよ
      そして「武道館でもう1回やらないか?」と
      言われたんで結局最後にもう1回やった
      素敵な思い出だ

ブライアン:初来日は忘れられないよ
      「日本のオーディエンスに対して過剰な期待はするな」
      「拍手はするけど とても静かだから
      心配するな」と言われた
      実際はとんでもなかった
      渦巻くようだった
      あまりの熱狂ぶりにフレディは「怪我人が出ないように
      あとなしくしてくれ」と言わないといけなかった
      素晴らしい体験だった

アダム  :そうだね 楽しみだよ
      早く行きたくて仕方がない
      このバンドにとって歴史のある場所に
      戻れるのはエキサイティングだ
      
ロジャー :武道館は世界中で知られている
      多くの有名なコンサートが武道館で行われてきた
      旧友のチープ・トリックやその他大勢によってね
      だから武道館はある意味グローバルな場なんだ
      ウェンブリーのように

Q:クイーンがこれほど長く評価され
 人気を得て来た理由はなんでしょう?

ブライアン:ちょっとクレイジーだったからじゃないかな?
      常に常軌を逸した夢を抱いていた
      趣味のようなもので これまで誰もやったことがないことの
      なかったことをやるのが大好きなんだ
      例えば 今は仮想現実にハマっている
      空飛ぶ3D仮想現実機器を使って
      コンサートを録画したけど
      これをやった人はこれまでいなかった
      じきに買えるようになるんで
      仮想現実ヘッドホンをつければ
      まるでバルセロナのオーディエンスの
      上を飛んでいるように感じられる
      そういう新しいことだよ
      もちろん音も特別な方法でミキシングするから
      頭の向きを変えると音も聞こえる
      新世紀のクイーンだから そういうことを
      試してみるのは素晴らしいことだ

ロジャー :70年代には夢にも思わなかった
      そこまで先のことは考えなかった
      来週のこと 来月のことしか考えなかった
      来年のことすら考えなかったから夢などなかった
      でも長年のうちに大成功すると
      突如自分が何者であるかに気づく
      自分のしていることで
      自分が明確になって行く
      フレディが逝ったときブライアンと僕は
      全ておしまいだと思った
      ところが嬉しい偶然が重なってバンドは続いた
      すると突然「これが僕たちなんだ
      これが僕たちのやるべきことなんだ」
      ということに気づいたんで
      いまだにやっているんだ
      大好きだもの

ブライアン:彼の言った通りだ
      人を楽しませているし
      様々な時期を経て来た
      最近の僕は自分のこと僕たちのことを
      もっと意識するようになった
      ロジャーが言ったようにフレディが逝くと
      もうおしまいだとみんな確信していた
      「それでもかまわない やるべきことはやったんだから
      これからは別のことをやろう」と思った
      でも僕たちが築いて来たクイーン
      という手の込んだ組織はまだそこにあった
      みんなまだ聴きたがった
      フレディの後任を探しはしなかったけど
      今は僕たちがやっていることを
      一緒にやってくれる人がいるんだから
      もう一度出て行ってやらない手はない
      すごいよ 以前とは考え方が変わった
      僕たちが作ったクイーンは永遠なんだ
      しかもフレディはまだその一員なんだ
      そこが素敵なところなんだよ
      フレディがいないのにもうやりたくなどなかった
      でも実はフレディは一緒にいる
      ライブでは彼が観られる
      曲を通じてパフォーマンスを通じて
      フレディを体験出来るんだ

ロジャー :でも偶然アダムを見つけなかったら
      やっていなかった

ブライアン:もちろん

ロジャー :うまく行かなかっただろう
      完璧にうまく行った
      彼は素晴らしい
      とてつもないケミストリーがある
      うまく行っているから とても嬉しいよ
      でも そうでなかったらやっていなかった

ブライアン:彼は これまで迎えたシンガーの中で
      ベストの部類に入る

アダム  :そんな・・・(照)

ブライアン:ごめん(笑) あんまりいいユーモアの
      センスじゃなかったね(笑)

↓       ↓

Q:アダムにとって加入前のクイーンとは?

アダム  :ファンとして外からこのバンドを見て来て
      最初は『グレイテスト・ヒッツ』でバンドを知った
      あのアルバムを持っていたのを覚えている
      何枚かあった
      ヒット曲が多すぎたから
      徐々に 彼らが影響されていたポップ・カルチャーを
      通じて彼らを知るようになったんだ
      ポップ・カルチャーというものは繰り返されて
      周期があると思う それが面白い
      70年代初めにこのバンドがスタートした時
      彼らが語っていたことの中には当時としては
      時代の先を行き過ぎていたものもあった
      挑戦だった
      フレディやバンドは性などにも挑んでいた
      ポピュラー・ミュージックにユーモアや
      ファッション 仲間 物語性をもたらした
      トレンドは変わるし物事は
      ひっくり返るけど面白いよ
      時代を超越している 
      衝撃的だ 本当だよ
      流行が戻って来たんだと思うよ
      僕やオーディエンスのために
      点と点をつなげたいんだ
      僕の靴とかで(笑)

ロジャー :ファッションで(笑)
      長年の間 流行り廃りを繰り返して来た
      インとアウトをね
      
アダム  :面白いよ
      セットを組んで初期の曲をやると
      そこに独特のヴァイブがあるのが面白い
      80年代の曲はもっとアリーナ向けの
      マッチョな感じだし
      全作品を味わうのは面白いよ
      実にいろんなヴァイブがあるからね
      このバンドが扱ったジャンルも様々だ
      クイーンがあんなにパワフルだった
      理由の1つはそこにある 
      心を打たせるためにありとあらゆる
      タイプの音楽に手をつけたからだ
      ジャンルにこだわらない方が
      いいショウになると思う

ブライアン:もちろんそうだとも
      興味深い点だ
      アダムはもはや僕たちのキャリアの一部だけど
      僕たちもまたアダムのキャリアの一部なんだ
      そのことはとても意識している
      アダムは自由にいろいろとやれるんだから
      今後どうなって行くかがとても興味深い
      これをしばらく続けて行ければと思う

Q:クイーン+アダム・ランバートのこれからは?

ロジャー :これからのことはわからない

アダム  :さてね

ロジャー :今とても楽しんでいるからね
      素晴らしくて とてもうまく行っているけど
      わからないよ

ブライアン:全てはその瞬間なんだよ
      そのことを猫から教わった
      猫は”今”しか気にしてないもの
      素晴らしい時を過ごしている
      これが大好きなんだ
      明日のライブを楽しみにしているし
      武道館も楽しみにしている
      このアジア・ツアーは全て新しい
      行ったことのない国がほとんどだから
      僕はもう40歳を過ぎたけど(バンドとして)
      この国々に行ったことがなかった
      これから先のことはわからない
      ただ今やっていることが楽しいから
      次に何が起こるかはこれからだ

ロジャー :そう 今回のツアーで行ったことが
      あるのは東京だけだ
      いまだ学習中だよ
      少年のように
      
アダム  :特にアートといったクリエイティブな分野では
      あんまり先まで予定を立てすぎると
      ストレスで参ってしまう
      わからないことが多すぎるから
      未来がどうなるかなんてわからない
      あるのはショウだけで
      ショウをやるためにステージに上がって
      目の前にはオーディエンスがいる
      それで報われるんだ
      4年前に一緒にやるようになった時は
      こんなに続いて膨らんで
      行くものだとは思っていなかった
      とても感謝しているよ
      さっぱりわからなかったんだ
      単発のコラボレーションだと思っていたのに
      今や素晴らしくて何年も一緒にやっている

ロジャー :みんなに気に入られたんだろう

アダム  :正しいことをやったのかな

Q:ステージではフレディの映像も流れますが
 かつてを振り返ってみて今思うことはありますか?

ブライアン:わからないけど ほとんど別の人生を
      生きているようだ
      かなり前のことだからね
      でも継続している
      それには答えられないな
      時代も違うし あんなに行き生きとして
      パワフルだったフレディが
      突然「彼はどこにいる?ここにはいない」
      と思うのは不思議だ
      昔を振り返るといろいろ不思議な
      気持ちになるけど でも楽しい
      今の僕たちを そして昔の僕たちを
      誇りに思っている
      それしか言えないな
      目を覚ますと「なんてこった!これって本当に
      起こったことなのかな?」と思うこともある
      単なる夢見る少年だったのに
      それが世界を変えられるなんて
      誰が想像出来た?
      アートスクール時代のフレディが
      デザインしたTシャツを着ていた
      夢が全て現実になったし夢にも思って
      いなかったことも多々現実になった
      こんな未来は全く予想出来なかった
      今こうしてこんなことをしているなんて
      思ってもみなかった
      全員の夢を上回った

ロジャー :このクレイジーでおバカな仕事をやっていると
      ステージに上がると僕は36歳だ
      ところが自分の姿を見ると「え?っ!?」と思う
      「こいつ誰だ?」と思うよ

一同爆笑

Q:若いファンに薦めたいクイーンのアルバムは?

ブライアン:それは難しいなぁ
      たくさんあるからなぁ

アダム  :『グレイテスト・ヒッツ』!

ブライアン:『グレイテスト・ヒッツ』はある意味いいよね

アダム  :概要を知るにはいいんだよ

ブライアン:『オペラ座の夜』はとても
      まとまりのあるアルバムだ
      
ロジャー :とても幅広いアルバムだ

ブライアン:そうだね
      アートが実を結んだと言える
      遂にコントロール出来るようになった
      フレディが遺した素材をたくさん
      使って作った『メイド・イン・ヘヴン』
      フレディが逝ってから作ったアルバムも大好きなんだ
      成熟したアイデアに溢れている 
      創造性のピークと言っていい
      フレディはアルバムのいたるところに登場するのに
      製作中に彼がいなかったのはとても不思議だ
      でもあれは好きでやったことなんだよ
      実際に聴いている数少ないアルバムだ

ロジャー :初期だったら『シアー・ハート・アタック』かな
      スタジオを使いこなすことが出来たと思う

アダム  :今どきのオーディエンスは
      プレイリストやシングルに慣れているから
      ジョークで「『グレイテスト・ヒッツ』だ!」
      と言うけど
      当時はアルバムがアルバムとして
      認められていた時代なんだ
      曲順にもアートがあって
      曲の並び方にも理由があった
      どの曲も1つの壮大な物語の一部だった
      それってすごく大事なことなんで
      若いリスナーはそのことを再発見して
      理解してくれるんじゃないかな

ロジャー :『グレイテスト・ヒッツ』は誤解を招きかねない
      始めた頃の僕たちはアルバム・バンドだった
      ヒット・シングル・バンドではなかった
      シングルは自然と出来て行った
      3枚の自分たちをシングル・バンドだと
      見なしていなかったからだ

ブライアン:シングルしか聞かなかったら
      おいしい部分をかなり聞き逃すことになる

Q:日本のファンにメッセージを

ロジャー :もう一度日本へ行くよ
      素晴らしい
      武道館で3回ライブをやる
      ライブに来れない人も ハロー
      地方まで行けなくて申し訳ない
      素晴らしいものになるだろうから
      君たちに会いたいよ

ブライアン:(日本語で)こんにちは
      素晴らしい日本の友人たち
      日本へまた行って君たちに向けてプレイする
      機会に恵まれてとても嬉しいよ
      武道館で3日間
      お気に入りの会場だ
      素晴らしいシンガーと一緒だ
      素晴らしいドラマーもいたな
      僕たちの心の中にあるもの
      全て君たちにあげよう
      (日本語で)カンパイ!

アダム  :日本のみんな東京の武道館で3日間プレイする
      また東京へ行けてすごく嬉しいよ
      今年の初めにみんなに会ったけど
      今度はロックん・ロールのレジェンドたちと
      一緒に行けるから素晴らしい
      チケットを入手出来なかった人たち
      4日間は無理だった ごめんよ
      でも またすぐに戻って来られるように頑張る
      来てくれる人たち
      準備はいいかい
      覚悟しておくように
      すごいことになるからね!

素晴らしいインタビューでした!
あまりにも良い番組だったので、録画を何回も見返しています。

ブライアンとロジャーの日本への想いを聞けて本当に嬉しいし、日本のクイーンファンであることを誇りに思います。
そしてアダムの発言にあるように、日本でチケットが取りずらかったことを、メンバーはやはり知っていてくれたんですね。
それで無理をして、追加公演をやってくれたのだと思います。
本当にありがとう!
お陰様で、2日間無事に観戦することが出来ました。

それとブライアンが『メイド・イン・ヘブン』を好きと言ってくれたのも、個人的には嬉しいポイントでした。
私も大好きなアルバムだけど、世間ではフレディ没後に制作ということで賛否両論だったので、ここでこうやってブライアンが発言してくれたのはとても大きなことです。

本当に素晴らしいインタビューでした。
ブライアン、ロジャー、アダム、丁寧に答えて下さってありがとう!!

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