2回目の今回は、ロジャー・テイラー編です。
クイーンのメンバーで1番ソロ活動に積極的だったのが、何を隠そうロジャーでした。
通常のソロ活動とはまた別に、ザ・クロスというバンドを結成したり、話題には事欠かさないロジャー。
クイーンの曲には政治的なメッセージは皆無で、誰もが持つ夢や希望を歌うことで世界に愛されてきた、言わば体制派バンドの筆頭格とも言えると思います。
そんな中で、ロジャーはソロになると、政治的なメッセージソングを多数歌っている点にも注目です。
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10位 I’m In Love With My Car / オペラ座の夜 (1975)
ロジャー初期の傑作で、ライブでも頻繁に演奏される曲です。
『オペラ座の夜』の中でも、この曲は非常に良いスパイスになっているなぁと感じます。
歌詞も典型的なロッカー気質の持ち主、ロジャーらしさが溢れていて良いですね!
9位 Say It’s Not True / Fun On Earth (solo・2013)
この曲はもともと、+ポール・ロジャースと制作され、第1弾シングルとして発表された曲です。
そこでは、ロジャー、ブライアン、ポールが交互にボーカルを担当しています。
そして2013年のロジャーソロアルバムにて、ギターにジェフ・ベックを迎えて収録されたのがこのバージョン。
ロジャーの声とジェフ・ベックのギターの愛称は抜群。
ギターソロが素晴らし過ぎて、お気に入りの1曲です。
8位 Heaven For Everyone / Made In Heaven (1995)
もともとはザ・クロスの曲で、ボーカルにはフレディがゲストで参加していたのがこの曲。
(アメリカ盤ではロジャーが歌うバージョンも聴くことが出来ます。)
フレディが天国へ旅立った後に作られた『Made In Heaven』ではクイーンバージョンとして収録されています。
ファンになったばかりの頃は、ロジャーってハードロックな曲しか作らないイメージだったから、この曲をロジャーが作ったと知って驚いたものです。
ブライアンのギターが加わることによって、一気にクイーンサウンドになりますね。
2つを比較して聴いてみるのも面白いです。
7位 Monbern Times Rock’n’Roll / 戦慄の王女 (1973)
73年の1stアルバム収録のこの曲。
この曲を聴くと、クイーン初来日の映像が頭に浮かんでくるから不思議。
(いつか観たクイーンのドキュメンタリーで来日時の映像の際に流れていたのだと思います。)
まだ初期の初期ということで、少々荒っぽいですが、そこがまた良いんですよねぇ!
6位 Drowse / 華麗なるレース (1976)
『華麗なるレース』は名曲の宝庫なので、埋もれがちですが、これは名曲ですよ!
ロジャーも幅広くて凄いなぁと驚かされます。
クイーンでロジャーがボーカルを取る曲の中で1番好きなんです。
5位 Sunny Day / Fun On Earth (solo・2013)
2013年のソロアルバム『Fun On Earth』の先行シングル。
初めてラジオで聴いたときは鳥肌が止まりませんでした。
ロジャーのボーカルは年を重ねるごとに深みを増して魅力的になりますね。
4位 Radio Ga Ga / The Works (1984)
言わずと知れたロジャーの代表曲ですね。
84年と辺りと言えば、クイーンにとっては下り坂だったんだと思います。
そんな中で放たれたこの大ヒット曲の存在はあまりにも大きなものだと思います。
70年代のクイーンでは決して出来なかった曲、いかにも80年代という感じもしますし、ラジオのこれからを歌う歌詞も素敵です。
ライブでも定番の大好きな曲。
ここで20位から11位までも。
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20位 Sheer Heart Attack / 世界に捧ぐ (1977)
19位 Stand Up For Love / Shove It (ザ・クロス・1988)
18位 Man On Fire / Strange Frontier (solo・1984)
17位 The Undinking Eye / Fun On Earth (solo・2013)
16位 No More Fun / Electric Fire (solo・1998)
15位 The Loser In The End / QueenⅡ (1974)
14位 It’s An Illusion / Strange Frontier (solo・1984)
13位 Smile / Fun On Earth (solo・2013)
12位 Fun In Space / Fun In Space (solo・1981)
11位 Happiness / Happiness (solo・1994)
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ここではソロの曲が特に多くなりました。
こうやって並べると、ロジャーも本当に好きな曲が多いことを再認識出来ました。
さて、ベスト3です。
3位 Small / The Cosmos Rocks (+ポール・ロジャース・2008)
+ポール・ロジャースとのアルバム『The Cosmos Rocks』に収録されています。
ロジャーのソロバージョンも素敵で大好きですが、ここではオリジナルバージョンを取り上げます。
ポールのボーカルが十分に引き立てられる本当に素敵な曲です。
この曲を聴いていると、あぁ、+ポール・ロジャースのプロジェクトを生で観たかったなぁとつくづく思います。
2位 These Are The Days Of Our Lives / Innuendo (1991)
邦題は「輝ける日々」。
これはクイーンファンなら、涙なしには聴けない曲。
実に美しい曲だけど、フレディのこの頃の姿を思い浮かべると胸が痛くて堪りません。
MVで痩せ細ってしまったフレディを、ブライアン、ロジャー、ジョン、それぞれが思いやる様子が伝わって来て、このバンドの結束力って凄いなぁと本当に思います。
前回の来日公演では、バックスクリーンに映し出された若かりし頃のメンバー4人の姿に涙してしまいました。
1位 Be With You / Fun On Earth (solo・2013)
1位が渋くてすいません(苦笑)
でも大好きなんです、この曲。
もう今のロジャーの魅力が凝縮されているように感じます。
夕暮れ時に聴くこの曲は本当に最高で黄昏てしまいます。
去年ロンドン旅行をした際に、タワーブリッジにかかる夕日を眺めながら聴いたこの曲は、もう言葉に言い表せませんでした。
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以上ロジャー編でした。
クイーンの中で1番好きになるのに時間がかかったロジャーでしたが、今では心の底から大好きです。
これを機に、ロジャーのベストアルバムをじっくりと聴き直してみようかな?
次回はブライアン・メイ編です。
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