ロンドン・パリ旅行 (序)
ロンドン・パリ旅行 ① [準備編] (憧れのヨーロッパ)
ヨーロッパに行こう!と決意したものの、目の前にはいくつもの壁が、行く手を阻んでいました。
本当に苦労したので、このことも旅行記の一部として、綴っておきたいと思います。
ヨーロッパ旅行へ立ちはだかる壁・・・
・お金は?
・1週間も休みを取れるの?
・時差は大丈夫なのか?
・12時間も飛行機に乗れるのか?
・親にどう話すのか?
主にこの5つの大きな壁が私の行く手を阻みました。
何しろ今までの近場の旅行とはスケールが違うので、それだけスムーズに物事も進まないものです。
これらを、1つずつ解決していく必要があったのです。
まずは1つ目はお金の問題。
ヨーロッパ旅行というと、近年安いツアーもたくさん見かけますが、それでも現地滞在費も含めると20万円くらいは必要になってきます。
私は貧乏なので、20万なんて簡単に出せるもんじゃありません。
勿論憧れのヨーロッパなので、20万円出して行く価値は十分あるとは確信していましたが、貯金もあるわけではないし、お金を貯めることから始めなければいけません。
ヨーロッパに本気で行くぞと決意したのが、去年の台湾旅行から帰って来た12月。
そこから毎月コツコツ買いたいものもいろいろ我慢して、貯金を始めました。
残業もいつも以上に進んで受けて、地道にお金を貯めていきました。
かなり苦労しましたが、10か月で20万円近く貯めることが出来ました。
貯金が苦手な私ですが、ヨーロッパ旅行という大きな目的があったから貯めることが出来ました。
2つ目は休みを取れるのか?
ヨーロッパ旅行といったら、最低1週間くらいは必要になりますね。
学生ならまだしも、社会人が1週間も休みを取るって、なかなか難しいものです。
ましてや私なんて、若い下っ端ですから、1週間休みを下さいとは言いづらいものでした。
ただ私の場合、まだ旅行までだいぶ時間があったので、それがせめてもの救い。
「休みを下さい」と言えるような状況を、自分自身で作り出さなくてはいけない。
そう自分に言い聞かせ、いつも以上に精一杯仕事に取り組むことを決めました。
その甲斐あって、半年前に休みを申請したときは、責任者の方に快く「いつも頑張っているから、楽しんでおいで!」と言って休みをもらうことに成功しました。
お金があって休みも取れた!これで物理的には行けることになったけど、まだまだ問題はあります。
3つ目は時差の問題。
日本とヨーロッパの時差、国によって違ってきますが、1番近いフィンランドでも日本より7時間遅れ。
イギリスだと9時間も時差があります。
私は睡眠障害を持っているので、時差が大きい国に行くと、生活リズムが崩れて体調がおかしくなるんじゃないか?という心配が大いにありました。
そのこともあって、時差が少ない南半球のオーストラリアかニュージーランドも一時候補になったんですが、やっぱり今回ばかりはどうしてもヨーロッパに行きたい。
この問題は1人で抱え込んでいても仕方ないので、かかりつけ医に相談し、いつもより睡眠導入剤を多く処方してもらうことになりました。
どうしても寝れないときは、いつもより1錠多く飲めば、眠気が来るだろうとのこと。
そのほか、勿論出来る限りの時差ボケ対策はしました。
詳しくは本編にて書きたいと思います。
これに少し関連して4つ目は、12時間にも及ぶフライト時間の問題。
私は、高所恐怖症なうえに閉所恐怖症。旅行は大好きだけど、飛行機は大の苦手なんです。
一度凄い乱気流に巻き込まれたことがあって、それがかなりのトラウマに。
国内旅行だったら飛行機使わないという手も十分あるんだけど、海外だとそうはいきません。
第一日本は島国ですしね・・・。
台湾まではなんとか3時間のフライトを耐えたけど、今回はその4倍の12時間。
正直、気がおかしくならないか不安でなりませんでした。
これもかかりつけ医に相談することに。
そうすると、飛行機に乗る前に飲む安定剤を処方してくれました。
いきなり当日飲むのも不安なので、事前に休日にどんな感じになるのか飲んでチェックしてみました。
飲むとかなり心がリラックス出来て、不安な気持ちはしばらく抑えることが出来るようです。
あまり薬に頼るのも嫌な気持ちもするけど、ここは仕方ない。
先生にもいろいろアドバイスを貰って、とても参考になりました。
最後の5つ目、これも大きな壁です。
親にどう話すのか?
当初はツアーを予約する前に話そうと思っていましたが、そこで反対されたら、もうどうにもならなくなってしまいます。
なので旅行の2週間前のスケジュールが確定するまでは、親には秘密で計画を練ることに。
正直に言えないのが本当に嫌で嫌で仕方なかったけど、憧れのヨーロッパ旅行のためだと思い、親には言わずにツアーを申し込み、入金完了。
もう後戻り出来ない状況にしてから、親には旅行のことを打ち明けました。
正直、反応はかなり悪かったけど、もうキャンセルも出来ない状況なので、反対はされませんでした。
こうして旅行の2週間前にようやく、5つの壁をクリアすることが出来たのです。
ロンドン・パリ旅行 ③ [準備編] (難航した行き先選び)
ロンドン・パリ旅行 ④ [準備編] (出発2か月前に思い切って予約)
ロンドン・パリ旅行 ⑤ [準備編] (大きな期待と不安を抱えながらの最終準備)
ロンドン・パリ旅行 ⑥ [1日目] (遂に出発!エールフランスで12時間もの長旅、乗り継ぎ地のパリへ)
ロンドン・パリ旅行 ⑦ [1日目] (機内に日本人は自分だけ!?遂にロンドンの地を踏む、地下鉄でホテルへ)
ロンドン・パリ旅行 ⑧ [2日目] (国会議事堂にタワーブリッジ、クイーン生誕の地・インペリアルカレッジへ)
ロンドン・パリ旅行 ⑨ [2日目] (タワー・ブリッジにロンドン塔、フィッシュ&チップス、アビー・ロードへ)
ロンドン・パリ旅行 ⑩ [3日目] (ロンドン最後はフレディ・マーキュリーに想いを馳せる)
ロンドン・パリ旅行 ⑪ [3日目] (憧れのユーロスターで国境越え、フランス・パリへ)
ロンドン・パリ旅行 ⑫ [3日目] (治安の悪さを感じつつ、ルーヴル美術館を見学)
ロンドン・パリ旅行 ⑬ [3日目] (パリで同時多発テロ発生)
ロンドン・パリ旅行 ⑭ [4日目] (一夜明けて)
ロンドン・パリ旅行 ⑮ [4日目] (凱旋門にシャンゼリゼ、エッフェル塔・・・哀しみのパリを歩く)
ロンドン・パリ旅行 ⑯ [5日目] (タリスでベルギー・ブリュッセルに日帰りのはずが・・・)
ロンドン・パリ旅行 ⑰ [5日目] (憧れたパリのカフェ、再びの美しき凱旋門)
ロンドン・パリ旅行 ⑱ [5日目] (最後の夜に何を想う)
ロンドン・パリ旅行 ⑲ [6日目&7日目] (エールフランス直行便で無事日本に帰国)
ロンドン・パリ旅行 ⑳ [帰国後] (旅の総括)
コメント
物凄く多くの高い壁を乗り越えたのですね!エライ!小生はまだヨーロッパに行ったことがないですが、いつかはビートルズ足跡を訪問して見たいです。
ローリングウエストさん、こんばんは!
ありがとうございます。苦労しながらも高い壁を越えて旅行にこぎつけることが出来ました。
ローリングウエストさんほど旅慣れた方なら絶対にヨーロッパ行けると思います!イギリスは治安も良くて言葉も問題ないしとってもおススメでした!