ジョン・ディーコンの名曲 ベスト10

クイーン+アダムの来日公演が決まりましたね。
来日を記念して企画を考えました。

クイーンはメンバー全員がそれぞれ大ヒット曲を書いている数少ないバンドです。
数年前にクイーンの好きな曲はこのブログでも発表したので、今回はそれぞれのメンバーごとに、名曲をランキング化していこうと思います。

クイーンの曲以外のソロ曲も含んだランキングです。

1回目の今日は、ジョン・ディーコン編です。

クイーン第4の男とも言われるジョン。
個性的な他のメンバーに比べると地味な感じもしますが、たくさんの名曲を作っているのです。
そんな曲たちをお聴きください。

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10位 Another One Bites The Dust / The Game (1980)


邦題は「地獄へ道づれ」。
アメリカで堂々の1位を獲得したこの曲。
この曲の大成功によって、クイーンはブラックミューシックへの傾斜を強め、今のアメリカでの不動の地位を築けたと言っても過言ではないでしょう。
当初はあまりにもディスコ色が強すぎると、ロジャーやブライアンが難色を示したものの、フレディがそれを擁護した、というのは割と有名な話です。
マイケル・ジャクソンもこのシングルカットをメンバーに勧めたとも言われています。

9位 You And I / 華麗なるレース (1976)


『華麗なるレース』収録のこの曲。
1曲前には、「The Millinaire Waltz」、後には「Somebody To Love」と、フレディの超大作に挟まれて、この曲が良い箸休めになるのです。
決して主張しすぎない、ジョンの曲の心地よさを感じます。
ライブでは1度も演奏されたことが無いとのことです。

8位 Need Your Of Loving Tonight / The Game (1980)


邦題は「夜の天使」。
『The Game』の3曲目が「地獄へ道づれ」で4曲目がこの曲。2曲連続でジョンの曲です。
それだけこの頃になると、バンド内でジョンの力が増したということなのでしょう。
決して初期のクイーンには無かったタイプの曲ですね。

7位 In Only Seven Days / Jazz (1978)


これは『Jazz』の中で1番好きな曲かも。
何といってもメロディーが優しくて、いかにもジョンて感じが微笑ましくて大好き!
月曜日から日曜日までの1週間を歌うどこか切ない歌詞も素敵。
それで、いつも以上に優しいフレディのボーカルもいいんだよなぁ。

6位 I Want To Break Free / The Works (1984)


ベースラインがソウルミュージック風で「自由になりたい」と歌うこの曲は、当時圧政で苦しんでいた主に南米諸国で共感を呼んで、自由の賛歌として愛唱されるようになったとのことです。
正直最近まではそこまで好きな曲ではなかったけど、近年のアダムとのライブでも演奏されているのを観て、あぁシンプルながらいい曲だなぁと思えてきました。

5位 Who Needs You / 世界に捧ぐ (1977)


邦題は「恋のゆくえ」。
この曲は昔から大好きで、聴き始めの頃はフレディが作った曲だと勘違いしていました。
ジョンが作った曲だと知ったときは驚いたし、「ジョン・ディーコンってこんなに良い曲を作っていたのか!」と感動したのを覚えています。
「My Melancholy Blues」と共に、カフェで聴きたくなる素敵な曲です。

4位 One Your Of Love / A Kind of Magic (1986)


『ハイライダー 悪魔の戦士』という映画にて、主人公と恋人がバーで飲んでる場面で使われた曲です。
まずフレディの圧倒的な歌唱力に注目してしまいますが、メロディーも本当に美しい・・・。
サックスが何とも言えぬ哀愁を誘い、本当に素敵です。

3位 You’re My Best Friend / オペラ座の夜 (1975)


ジョンの代表曲といったら、まずはこの曲でしょう!
『オペラ座の夜』収録のこの曲は、アルバムの世界観にもピタッとはまっています。
やっぱりずーっとクイーンを聴いていると、この曲で一気にジョンの才能が開花した感じは強くします。
ジョンの曲はポップで、皆が気軽に口ずさめる曲ばかり。その代表格がこの曲です。

2位 Back Chat / Hot Space (1982)


問題作『Hot Space』収録のこの曲、堪らなく大好きです!
「地獄へ道づれ」に続いてまたもや濃密なブラックサウンドのこの曲。
でも「地獄へ道づれ」と比べると、キャッチーさが増していて、さらに魅力アップ。
この曲を仕上げるにあたり、ジョンとブライアンの意見が大分ぶつかったようです。
でもその結果、凄まじくかっこいいブライアンのソロが入ったので、その緊張関係が曲の創造性を高めたとも言えるでしょう。

1位 Spread Your Wings / 世界に捧ぐ (1977)


邦題は「永遠の翼」。
私と同じように、クイーンファンの方に『ジョンの1番好きな曲は?』と尋ねると、この曲を挙げる方が多いようです。
美しく伸びやかなメロディーがいいんだよなぁ。
一方フレディのボーカルがいつにも増して鋭いことにも注目。
並みのボーカリストなら、この曲は優しい綺麗な声で歌うはずですが、あえて鋭い声で歌うフレディには、ジョンの曲に対抗する気持ちもあったのではないかなぁとも考えます。
ボストンらアメリカ勢を意識して作られたという曲ですから、私が好きにならないわけがありません。
改めて良い曲です。

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ジョンの名曲 ベスト10でした。
ジョンはソロ活動が無い分、曲は少ないけど、隠れた名曲をたくさん作っているなぁと再確認出来ました。

次回はロジャー編です。

ロジャー・テイラーの名曲 ベスト10
ブライアン・メイの名曲 ベスト10
フレディ・マーキュリーの名曲 ベスト10

コメント

  1. rollingwest より:

    大学生になって上京してきた頃に四畳半下宿で流れていたのがボヘミアンとマイ・ベストフレンドでした。POPなリズムで大好きな曲、ジョン・ディーコンの作曲で彼の初シングルヒットでしたね。

  2. STERNNESS より:

    ローリングウエストさん、こんばんは!
    「My Best Friend 」良い曲ですよねぇ〜。下宿先でこの曲が流れていたなんて、青春って感じで素敵ですね!

  3. zaza より:

    小学生(40年以上前)の時、兄貴が聞いていた横で、いつの間にかQueenの虜になっていました。
    映画ボヘミアンラプソディーを幾度となく観ては泣き、偶然このサイトにたどり着きました。
    私は、「In Only Seven Days」が大好きで、中学時代の荒れた心を癒してくれたのを思い出します。
    しかし、ホットスペース辺りから段々と疎遠になってしまいましたが、今回の映画をきっかけにまた復活しました。
    素敵なサイトをありがとうございました。

  4. STERNNESS より:

    zazaさん、コメントありがとうございます。
    映画の影響で、こうしてリアルタイムで聴いてこられた方が、このブログにたどり着いて頂いて嬉しく思います。
    「In Only Seven Days」、優しいメロディが心を癒してくれますよね。
    こちらこそ、ありがとうございます!

  5. のんじ より:

    クイーンの曲を 製作者別に聴いてみることを していませんでしたが、こうやって並べてみると 面白いですね。僕はジョンの曲がかなり好きだと言うことを認識しました。(^_^)(^_^)
    僕も『永遠の翼』が1位です。アルバム『世界に捧ぐ』を聴いたとき、『We will rock you』や『伝説のチャンピオン』は、まあまあの曲程度で
    A面の『永遠の翼』と、B面の『イッツ レイト』で、正統派のロック ポップで カッコいいクイーンの魅力にやられてしまいました(^_^)

    それと、あなた(fmさん?)は、2位に『Back chat』なんて (^o^)v 愉快だなあ(^з^)-☆
    当時は こういう曲のクイーンに幻滅して 「僕らのクイーンは終わった」と思っていましたよ。
    その後 数年かけて、また 自分の中で クイーンが盛り上がって来て
    今では≪ホット スペイス≫も『バック チャット』も 大好きですけどね。(*^^*)(*^^*)

    楽しいランキングやコメントをありがとうございます。おかげで、クイーンをさらに楽しめています。

  6. 親子3人で映画見に行きました より:

    ヘビメタとジャニーズが好き(ヘビメタはメタリカとかが好きらしい)のパパは、グレイテストヒットくらいしか聞いたことがなくてどのメンバーがどの曲を作ったということはあまり注意したことがないようで、私の好きなジョンのことを浮いてるとか地味だとかけなすので、このサイトを教えます(笑) ありがとうございます。
    改めて聞いてもどれも素敵。中学生の娘も小学生のころからグリーやハイスクールミュージカルが大好きだったので、映画に連れていってみたところ、気に入ったようで一人でYOU TUBEで聞いてます。しめしめ。

  7. STERNNESS より:

    親子3人で映画見に行きましたさん、コメントありがとうございます。遅くなり申し訳ありません。
    ジョンがお好きなのですね。
    確かに主張の強いクイーンメンバーの中では地味かもしれませんが、素晴らしいベーシスト・ソングライターですし、バンドのビジネス面を支えたのもジョンと言われていますから、ジョンは縁の下の力持ちと言えるかもしれませんね。

  8. STERNNESS より:

    のんじさん、こんにちは。
    こういった企画が出来るのも、メンバー全員が素晴らしいソングライターだったからですよね。
    リアルタイムで聴いていた方は、やはり『ホット・スペース』の曲をそういったふうに思われていたんですね。
    それが今や大好きというのも、クイーンは時間をかけて評価されてきたんだなぁと感じます。

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