サザン10年ぶりのアルバムが遂に発売!
リアルタイムで買うサザンのアルバムとしては、前作「キラーストリート」に次いで2作目になります。
「キラーストリート」は初めて買ったサザンのアルバムなので、もう何百回と聴きました。
当然思い入れはあり、「涙の海で抱かれたい」や「ロックンロール・スーパーマン」など大好きな曲もたくさんあるのですが、同時に微妙な曲も多いなぁと感じています。
なので、”あの『キラーストリート』をも凌駕する”という今回のアルバムの歌い文句は、私にはあまり響いてこない印象でした。
”あの『KAMAKURA』をも凌駕する”、のほうが良かったんじゃないかなぁ。
Tシャツは要らないものの、桑田さんのセルフライナーノーツは読みたかったので完全生産限定盤Bを購入。
まずサイズが規格外(苦笑)
DVDのサイズよりもはるかに大きいから、収納場所に困ってしまいます。
箱も思っていたより安っぽい紙で出来ているので保存版とは言えないなぁ。非常に残念。
あまりに大きくて邪魔なので、セルフライナーノーツは残して箱は捨てようかなと考えています。
通常盤にすれば良かったのかなぁ。
さあ、パッケージには不満だらけでしたが、中身は実に素晴らしいものでした。
もう6回くらいは聴いたかなぁ。
全16曲というボリュームですが、全部通して聴いても疲れが来ませんね、この作品は。
「葡萄」というタイトル通り、すべての曲が味わい深く、聴けば聴くほど良い!
ラジオで聴いたときから一発で好きになった「はぴぃえんど」は桑田さんがメンバーへの感謝を綴った曲。
そしてこのアルバムの核となる「イヤな事だらけの世の中で」、この曲が実に素晴らしい!
聴くものを全て京の世界へ誘うような名曲ですね、これは!
日本人の美意識というか、和の感性が詰まった日本人にしか作れない曲だと思います。
切ないラブソング「彼氏になりたくて」、原坊ボーカルの「ワイングラスに消えた恋」も味わい深くていいじゃないですか!
アルバム後半は平和への思いを歌った「平和の鐘が鳴る」と「蛍」が本当に胸にしみます。
「蛍」はアルバムラストに相応しい名曲だと思います。
ただ「平和の鐘が鳴る」の後におちゃらけた「天国オン・ザ・ビーチ」が来るのが、少し違和感を覚えます。これも好きな曲ではあるんですが・・・
そのふり幅がサザンの魅力でもあるんですけどね。
いやぁ、本当に良いアルバムでした。
いわゆる『夏だサザンだ』という感じの曲はほとんど無いですが、これはこれで素晴らしいでしょう。
個人的には『ステレオ太陽族』に匹敵するアルバムだなぁと思っています。
愛聴盤になること間違いなしです。
この素晴らしいアルバムのツアーは是非とも参戦したいなぁ。
武道館ライブも決定したようだし、行けるように調整しよう。
コメント
サザンのデビュー曲を大学3年の頃にアパートから流れていたあの日からもう約40年に近い日が流れたのかと思うと・・(苦笑)
俺も「はっぴいえんど」かなり気に入りました。
解釈の違いはあれど、ピースフルな作品だと思います。
TシャツもDVDも付かない通常盤を選びました(笑)。
ローリングウエストさん、こんばんは!
私が生まれるはるか前から第一線で活躍し続けているサザンをデビューの時から聴かれているなんて、そんなローリングウエストさんとこうしてお話出来るのが貴重ですし、ありがたいです!
ryoさん、こんばんは!
いいですよねぇ「はっぴいえんど」!温かい気持ちになれます。
通常盤にされたのは正解だと思いますよ(笑)